宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/12/10 12:30 更新 太陽風磁場が南向きになって、オーロラの活動をやや高めています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、 太陽風の磁場強度はもう少し高まって、8nT程に強まりました。 磁場の南北成分は、初めは北向きに強まっていたのですが、 9日20時(世界時9日11時)頃から南向きに切り替わり、 以降、-5nT前後の南向きがずっと続いています。 この影響で、磁気圏の活動度が高まり、 極域ではオーロラが活発に現れています。 国立極地研究所による ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画を紹介します。 特に世界時22時頃に激しい動きが撮影されています。 AE指数のグラフも、300nT前後の変化が続く様になっています。 世界時22時に発生した急な強まりは、 トロムソのオーロラの強まりと関係した変化です。 太陽風は、速度も少し高まっていますが、 340km/秒と遅い状態のままです。 太陽風磁場の南向きは、少し弱まってきた感じです。 この後、どのくらいまで続くでしょうか。 太陽は、1630黒点群でC1.4のCクラスフレアと、 Bクラスの小さなフレアが数回発生した程度で、 穏やかな状態です。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、活発なオーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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