宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/12/ 6 11:16 更新 太陽は穏やかです。太陽風も低速で磁気圏も静かです。12月の黒点数をどうぞ。 担当 篠原 SIDCより、11月の太陽黒点数が発表されています。 それによると、11月の平均値は61.4でした。 1枚目の図に、1994年以降の黒点数の変化を掲載します。 11月の太陽は比較的にぎやかだった印象があるのですが、 1日毎のデータを見ても、 最大値は17日の98と100には達していませんでした。 これは、前の活動周期の極大の頃と比べるとずいぶん低い印象で、 下の図の2000〜2002年頃を見ると、 月平均値ですら楽に100を超えています。 2000年頃の変化と比べると、 太陽活動の極大は、あと1年半くらいでしょうか。 あまり高まっていませんが、太陽の活発な期間も残りはこのくらいです。 その太陽は、今日も静かです。 深夜、6日2時半(世界時5日17時半)に、 西の端でB8.6の小さなフレアが発生しただけです。 東の端からは1628黒点群が顔を出しましたが、 規模は小さく、活動も特に見られません。 太陽風は、速度が350km/秒と低速で安定しています。 磁場強度も、2〜3nTと弱まったままです。 磁気圏も静穏で、AE指数のグラフには変化は見られません。 (帯のように太くなっているのは、どこかの観測点のデータエラーでしょう) SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真には、特にコロナホールは見られず、 太陽風は低速の穏やかな風が続くと思われます。 (c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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