宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/12/ 7 12:26 更新 太陽風は300km/秒とだいぶ低速です。太陽のフレア活動も静かです。 担当 篠原 太陽、太陽風ともに穏やかな状態が続いています。 ACEのデータでは、太陽風の速度(黄色線)は300km/秒まで下がり、 だいぶ遅い風になっています。 磁場強度も、3nTに弱まったままです。 磁場の南北成分は、振れ幅が小さい上に、 比較的北寄りに振れている様です。 このため、磁気圏もとても静かで、 AE指数のグラフは全く変化していません。 ノルウェー・トロムソの全天カメラを見ると、 北の地平線近く(写真では上端)で、 弱いオーロラがゆらゆらと揺れています。 太陽風が弱いと、普段よりも高緯度側に現れたりします。 低速の穏やかな太陽風は、このまましばらく続きそうです。 太陽は、1623、1625黒点群が小さく、目立たなくなり、 全体的にさみしい太陽面です。 フレア活動も小さく、 1628黒点群の場所でBクラスの小さなフレアが続いている程度です。 また、太陽では南東部でフィラメントの噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304の動画をご覧ください。 CMEも噴き出していますが、地球の方向には向かっていないようです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星AIA304による太陽南西部のフィラメント噴出の様子。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |