宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/12/ 5 12:58 更新 太陽風の速度は450km/秒に少し高まりました。現在は下がっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜、4日19時(世界時4日10時)頃に 450km/秒近くまで高まりました。 その後ゆっくりと低下して、 現在は370km/秒と再び低速の風に戻っています。 一方、磁場強度は速度の高まりとともに弱まり、 昨夜以降は5nTを割って、2〜3nTと現在は弱くなっています。 磁場の南北成分は、昨日のニュース以降は北寄りに戻っています。 そのため磁気圏は穏やかで、 AE指数のグラフはほとんど変化していません。 27日周期の図を見ると、太陽風速度の高まりは、 前周期に比べるとずいぶん小さくなってしまいました。 来月は消えてしまいそうです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 コロナホールは特に見られず、 太陽風はこの後も穏やかな状態が続きそうです。 太陽のフレア活動は穏やかな状態が続いています。 今朝、5日9時(世界時5日0時)にC1.7の小規模フレアが起きています。 発生箇所は、太陽の東の端です。 この後、どの様な領域が現われるでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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