宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/11/26 13:16 更新 1620黒点群が大きくなっています。今夜以降に24日のCMEの影響が到来しそうです。 担当 篠原 太陽は、現在さそり座を通過中です。 SOHO衛星LASCO C3の写真を17日から繋げると、 サソリの上半身が写真の東から次第に姿を現し、 今日は太陽が頭の部分を通過しているところです。 写真の左下には、一等星のアンタレスが光り、 そのとなりに小さく球状星団のM4も写っています。 その太陽では、南半球の1620黒点群が急に発達しています。 24時間前である昨日のニュースの写真と比較して下さい。 消えそうだった黒点群が、一気に黒点の数を増やしています。 1620群はC1.4の小規模フレアを起こしていますが、 今のところ、特に活動度が高まっているという印象はありません。 引き続きこの群の動きに注目して下さい。 太陽風は、昨夜から速度が少し上昇して、 350km/秒の低速風から450km/秒とやや高速の風に変わりました。 磁場強度は、強まっていた10nTから平均的な強さの5nTへ、 ゆっくりと下がっています。 一方、21日のCMEに関係すると分かるような はっきりした太陽風の変化は見られませんでした。 現在の太陽風の乱れの中に含まれてしまったのかもしれません。 太陽風磁場は北寄りの状態が続いていて、 磁気圏への影響は弱くなっています。 AE指数は小規模の変化が見られる程度です。 また、今夜か明日くらいに、 24日に紹介したCMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。 磁場が南向きに強まると、活発なオーロラの活動が期待できます。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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