宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:16)
今日、C1.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/26 05:08 C1.7
11/25 --- ---
11/24 22:27 C3.3
04:27 C2.5

黒点 11/26 (NOAA)
磁場 フレア
1618 21 βγδ C3
1620 12 βγ C1
1621 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 440 +1.5
-2 h 442 -2.5
-4 h 439 -1.2
-6 h 439 -1.7
-8 h 445 +1.4
-10 h 451 +3.2
-12 h 456 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -18 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^1
11/26 0.3 7x10^1
11/25 0.3 1x10^2
11/24 0.4 4x10^3
11/23 0.4 3x10^3
11/22 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/11/21 13:06 太陽風磁場が南向きにやや強まり、活発なオーロラを起こしています。
2012/11/22 11:24 1618黒点群でM3.5のフレアが発生しました。黒点の規模も拡大しています。
2012/11/23 11:15 太陽の活動は静かになりました。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2012/11/24 10:47 大規模なフィラメント噴出が発生しています。CMEによる太陽風の乱れが到来しました。
2012/11/25 12:02 太陽風の乱れは続いています。この後、次の乱れが到来するかもしれません。
最新のニュース

2012/11/26 13:16 更新
1620黒点群が大きくなっています。今夜以降に24日のCMEの影響が到来しそうです。

担当 篠原

太陽は、現在さそり座を通過中です。
SOHO衛星LASCO C3の写真を17日から繋げると、
サソリの上半身が写真の東から次第に姿を現し、
今日は太陽が頭の部分を通過しているところです。
写真の左下には、一等星のアンタレスが光り、
そのとなりに小さく球状星団のM4も写っています。


その太陽では、南半球の1620黒点群が急に発達しています。
24時間前である昨日のニュースの写真と比較して下さい。
消えそうだった黒点群が、一気に黒点の数を増やしています。

1620群はC1.4の小規模フレアを起こしていますが、
今のところ、特に活動度が高まっているという印象はありません。
引き続きこの群の動きに注目して下さい。


太陽風は、昨夜から速度が少し上昇して、
350km/秒の低速風から450km/秒とやや高速の風に変わりました。
磁場強度は、強まっていた10nTから平均的な強さの5nTへ、
ゆっくりと下がっています。

一方、21日のCMEに関係すると分かるような
はっきりした太陽風の変化は見られませんでした。
現在の太陽風の乱れの中に含まれてしまったのかもしれません。

太陽風磁場は北寄りの状態が続いていて、
磁気圏への影響は弱くなっています。
AE指数は小規模の変化が見られる程度です。


また、今夜か明日くらいに、
24日に紹介したCMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
磁場が南向きに強まると、活発なオーロラの活動が期待できます。



太陽はさそり座を通過中です。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。