宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/11/23 11:15 更新 太陽の活動は静かになりました。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽のフレア活動は急に落ち着いて、 昨日のニュース以降は、B9の小さなフレアが発生した程度です。 1618黒点群の活動はこれで一段落ついたのでしょうか。 黒点の見え方も、やや小さくなっている様に感じます。 日本時間の20日と21日の深夜に発生したCMEについて、 SOHO衛星LASCO C3カメラの動画を掲載します。 画面の時刻(世界時)で、 20日13時と21日17時頃に噴き出し始めているCMEです。 太陽全体を包むように白いガスが広がる、ハロー型のCMEになっていて、 地球方向に向かっていると考えられます。 太陽風の乱れの到来は、24日、25日頃になりそうです。 速度の変化はあまり大きくないと思いますが、 強い磁場のかたまりが流れてきて、磁場が南向きに大きく振れると、 地球に活発なオーロラの活動をもたらすでしょう。 明日以降、ACEのデータやライブカメラに注目してください。 現在の太陽風は、速度が更に下がって、 330km/秒とだいぶ遅い風になっています。 磁場強度も2nTと弱まっています。 このため、磁場の南北成分は南寄りに推移しているのですが、 振幅は -1〜 -2nTと小さく、地球への影響は限定的です。 AE指数のグラフは、小さな変化が時々発生している程度で、 磁気圏は概ね静穏です。 CMEによる太陽風の乱れが到来するまで、穏やかな状態が続くでしょう。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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