宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/11/22 11:24 更新 1618黒点群でM3.5のフレアが発生しました。黒点の規模も拡大しています。 担当 篠原 太陽の中心に見える1618黒点群の活動度が高まっている様です。 昨日、21日16時(世界時21日7時)にM1.4、 深夜、22日0時(世界時21日15時)にM3.5の中規模フレアを起こしています。 フレアの様子をSDO衛星AIA193の動画で紹介します。 間にC4.1のフレアを加えて、大きな爆発が3回ほど見えています。 1618黒点群は、黒点としても大きくなっています。 19日から3日間の変化を、SDO衛星の可視光写真で紹介します。 21日に入ってから特に黒点の面積が大きくなっています。 磁場の構造も複雑になっていて、今後も注目してください。 NOAA/SWPCの予報では、Xクラスフレアの可能性は30%に高まっています。 また、昨日のニュースで紹介した(GOES衛星のX線カメラの動画)、 1619黒点群(写真の右寄り)で発生したフレアと、 今日の1618群のM3.5フレアに伴って、CMEの噴出が起きています。 週末の24日、25日あたりに地球に到来しそうです。 太陽風の乱れによってオーロラ活動の強まりが見られるかもしれません。 太陽風は、速度が450km/秒からゆっくりと下がって、 現在は380km/秒と少し低速になっています。 磁場強度も4nTから3nTに少し弱まっています。 磁場の南寄りの傾向も終わりつつあるのか、 南に振れる時間帯と、0nT付近になる時間帯が見られます。 オーロラの弱い活動は続いていて、 AE指数は300〜500nTの小規模の変化が断続的に発生しています。 南北磁場の傾向が変わりつつあるのであれば、 この後のオーロラの発生は弱まって行きそうです。 また、27日前の前周期を参考にすると、 太陽風はこれからより低速になる可能性があります。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星の可視光写真による、11月19日以降の1618黒点群の変化。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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