宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:24)
今日、M3.5の中規模フレアが発生しました。
また、M1.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/22 06:12 C2.5
00:19 M3.5
11/21 23:53 C1.8
18:37 C4.1
18:17 C3.1
15:45 M1.4
07:43 C3.9
04:20 M1.6
00:17 C3.1
11/20 21:34 M1.7
15:26 C3.9
10:28 C3.0

黒点 11/22 (NOAA)
磁場 フレア
1613 1 α ---
1616 2 β ---
1618 27 βγδ M4
1619 6 α ---
1620 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 364 +0.2
-2 h 372 -0.9
-4 h 390 +0.1
-6 h 385 -2.1
-8 h 402 -2.0
-10 h 398 -0.3
-12 h 418 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -23 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h -28 -/ -
-8 h -28 -/ -
-10 h -29 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
11/22 0.2 3x10^3
11/21 0.5 2x10^3
11/20 0.4 3x10^3
11/19 0.3 2x10^3
11/18 0.3 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/11/17 13:28 太陽ではCクラスのフレアが続いています。太陽風は平均的な状態です。
2012/11/18 14:41 C5.7のフレアが発生しました。太陽風は400km/秒台前半の風が続いています。
2012/11/19 09:10 太陽南東でプロミネンスの噴出が起きました。太陽風は平均的な状態です。
2012/11/20 09:39 太陽風は平均的な状態です。磁場が南寄りのため、小規模のオーロラ活動が起きています。
2012/11/21 13:06 太陽風磁場が南向きにやや強まり、活発なオーロラを起こしています。
最新のニュース

2012/11/22 11:24 更新
1618黒点群でM3.5のフレアが発生しました。黒点の規模も拡大しています。

担当 篠原

太陽の中心に見える1618黒点群の活動度が高まっている様です。
昨日、21日16時(世界時21日7時)にM1.4、
深夜、22日0時(世界時21日15時)にM3.5の中規模フレアを起こしています。

フレアの様子をSDO衛星AIA193の動画で紹介します。
間にC4.1のフレアを加えて、大きな爆発が3回ほど見えています。

1618黒点群は、黒点としても大きくなっています。
19日から3日間の変化を、SDO衛星の可視光写真で紹介します。
21日に入ってから特に黒点の面積が大きくなっています。

磁場の構造も複雑になっていて、今後も注目してください。
NOAA/SWPCの予報では、Xクラスフレアの可能性は30%に高まっています。

また、昨日のニュースで紹介した(GOES衛星のX線カメラの動画)、
1619黒点群(写真の右寄り)で発生したフレアと、
今日の1618群のM3.5フレアに伴って、CMEの噴出が起きています。
週末の24日、25日あたりに地球に到来しそうです。
太陽風の乱れによってオーロラ活動の強まりが見られるかもしれません。


太陽風は、速度が450km/秒からゆっくりと下がって、
現在は380km/秒と少し低速になっています。
磁場強度も4nTから3nTに少し弱まっています。

磁場の南寄りの傾向も終わりつつあるのか、
南に振れる時間帯と、0nT付近になる時間帯が見られます。

オーロラの弱い活動は続いていて、
AE指数は300〜500nTの小規模の変化が断続的に発生しています。


南北磁場の傾向が変わりつつあるのであれば、
この後のオーロラの発生は弱まって行きそうです。

また、27日前の前周期を参考にすると、
太陽風はこれからより低速になる可能性があります。



SDO衛星のAIA193カメラによる、1618黒点群の活動。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星の可視光写真による、11月19日以降の1618黒点群の変化。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。