宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/11/15 11:21 更新 太陽風の磁場の強まりは終わり、現在はやや高速の風になっています。太陽もCクラスフレアが続いています。 担当 篠原 昨日のニュースの時点で終るかもと思われた、太陽風の磁場の乱れは、 すぐに再び20nT近くまで強まり、 南北成分も南に大きく振れて、磁気圏の活発な活動も続きました。 AE指数のグラフは、1000nT前後の変化が連続的に発生し、 Dst指数は、-100nTの減少(Dst指数はマイナス方向に強まります)を記録しました。 中規模の磁気嵐になっています。 それでも、太陽風磁場の乱れは後半だったことは確かで、 その後、磁場強度はゆっくりと下がり、 今朝、15日6時(世界時14日21時)には、5nTと平均的な値に戻っています。 一方、速度は少し高まっていて、 それまでの400km/秒から、現在は480km/秒とやや高速の風に変わっています。 太陽風磁場の南北成分の振れ幅は、磁場強度と共に小さくなり、 やがて北向きに傾向が変わりました。 その後は磁気圏の活動は静かになり、 AE指数の変化はほとんどなくなっています。 太陽は、昨日のニュース更新時に発生した(14日13時(世界時14日4時))M1.1以降は、 少し落ち着いています。 1613群でC1.0、C1.3、1614群でC1.3、C4.3が発生した程度です。 GOES衛星のX線カメラの動画では、 1614群と、南西の1610群の活動がやや目立っています。 この後も、Mクラスフレアが起きる可能性があります。 特に、1614群は太陽の中心に向かっているので、 地球への影響も及びやすくなります。 太陽の活動に、引き続き注目してください。 Dst指数(速報値)は、-100nTの減少を記録しました。Dst指数の変化は、マイナス方向に強まります。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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