宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/11/10 13:17 更新 太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。CMEが発生しています。 担当 篠原 太陽のX線のグラフでは、 目立ったフレア活動は起きていません。 しかし、小さな変化は度々発生しているので、 この後、強まる可能性はあります。 10日0時(世界時9日15時)頃に、 太陽の南半球でフィラメントの噴出が発生して、 CMEが噴き出しています。 SOHO衛星LASCO C3の写真では、 太陽の下側を中心にガスが広がっています。 地球方向にも噴き出している可能性があり、 3〜4日後の、13、14日頃に影響がやって来るかもしれません。 太陽風は、速度が330km/秒まで下がり、 磁場強度も2nTへ弱まっています。 穏やかなる太陽風です。 磁気圏も静穏で、AE指数は全く変化していません。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心付近にコロナホールが見えています。 このため、3日後の11月13日頃に 高速の太陽風が到来する可能性があります。 これは、27日周期の図で、 前周期の10月17日に始まった高速風の回帰です。 初めに紹介したCMEの乱れと重なって、 今回は、より規模の大きな乱れになるかもしれません。 SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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