宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:17)
一昨日、M1.7の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/10 --- ---
11/ 9 --- ---
11/ 8 11:07 M1.7

黒点 11/10 (NOAA)
磁場 フレア
1608 2 α ---
1609 2 β ---
1610 2 β ---
1611 8 βγ M2
1612 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 327 +1.1
-2 h 328 +0.5
-4 h 326 +2.0
-6 h 333 +1.7
-8 h 338 +0.2
-10 h 345 +0.4
-12 h 351 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.3 4x10^1
11/10 2.4 8x10^1
11/ 9 2.4 9x10^1
11/ 8 0.4 7x10^1
11/ 7 0.5 7x10^1
11/ 6 0.4 9x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/11/ 5 12:44 10月の黒点数が発表されました。太陽風は低速の風が続き、フレアもありません。
2012/11/ 6 11:16 太陽風は300km/秒台の低速状態が続いています。
2012/11/ 7 11:25 太陽風の速度と磁場強度が少し高まっています。太陽は東端で小さなフレアが起きています。
2012/11/ 8 10:58 太陽風は500km/秒の高速状態になっています。オーロラの活動もやや強まっています。
2012/11/ 9 12:10 太陽でフレア、CMEの発生が続いています。太陽風は平均的な速度に戻りました。
最新のニュース

2012/11/10 13:17 更新
太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。CMEが発生しています。

担当 篠原

太陽のX線のグラフでは、
目立ったフレア活動は起きていません。
しかし、小さな変化は度々発生しているので、
この後、強まる可能性はあります。

10日0時(世界時9日15時)頃に、
太陽の南半球でフィラメントの噴出が発生して、
CMEが噴き出しています。

SOHO衛星LASCO C3の写真では、
太陽の下側を中心にガスが広がっています。
地球方向にも噴き出している可能性があり、
3〜4日後の、13、14日頃に影響がやって来るかもしれません。


太陽風は、速度が330km/秒まで下がり、
磁場強度も2nTへ弱まっています。
穏やかなる太陽風です。

磁気圏も静穏で、AE指数は全く変化していません。


SDO衛星AIA193では、
太陽の中心付近にコロナホールが見えています。
このため、3日後の11月13日頃に
高速の太陽風が到来する可能性があります。
これは、27日周期の図で、
前周期の10月17日に始まった高速風の回帰です。

初めに紹介したCMEの乱れと重なって、
今回は、より規模の大きな乱れになるかもしれません。




SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

11/ 9 16:18 UT

11/ 9 17:18 UT

11/ 9 18:20 UT

11/ 9 19:06 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。