宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
昨日、M1.0の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/12 --- ---
11/11 11:09 M1.0
11/10 13:48 C2.0

黒点 11/12 (NOAA)
磁場 フレア
1609 1 α ---
1610 18 β C1
1611 9 βγ C1
1612 1 α ---
1613 1 α ---
1614 3 β M1
1615 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 301 -0.1
-2 h 326 -0.5
-4 h 333 -1.5
-6 h 336 +0.9
-8 h 337 +1.5
-10 h 317 +2.4
-12 h 285 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 3 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 14 -/ -
-8 h 7 -/ -
-10 h 6 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
11/12 0.7 5x10^1
11/11 1.1 1x10^2
11/10 2.4 8x10^1
11/ 9 2.4 9x10^1
11/ 8 0.4 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/11/ 7 11:25 太陽風の速度と磁場強度が少し高まっています。太陽は東端で小さなフレアが起きています。
2012/11/ 8 10:58 太陽風は500km/秒の高速状態になっています。オーロラの活動もやや強まっています。
2012/11/ 9 12:10 太陽でフレア、CMEの発生が続いています。太陽風は平均的な速度に戻りました。
2012/11/10 13:17 太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。CMEが発生しています。
2012/11/11 15:04 太陽でMフレアやプロミネンスの噴出が発生し、にぎやかです。太陽風はとても遅い状態です。
最新のニュース

2012/11/12 12:32 更新
太陽風は300km/秒と低速ですが、明日くらいから乱れが到来しそうです。

担当 篠原

太陽は、昨日昼のM1.0以降、
Cクラスに達するフレアはC1.6、C1.2と2回発生しただけですが、
X線のグラフには、小さな変化がたくさん発生しています。

黒点群もあちこちに目立っていて、
今後もCクラスやMクラスのフレアが発生する可能性があります。

昨日のニュースで紹介しましたが、
昨日の朝に太陽の南西部で発生したプロミネンスの噴出によるCMEの様子を、
SOHO衛星LASCO C3の動画で紹介します。
前後の写真が欠けていて、噴出の一部しか見られませんが、
プロミネンスの構造によると思われる、
ガスの白い筋が細かく見えています。

この様子では、このCMEによる地球への影響はなさそうです。

そして、9日頃から続いているCMEの噴出を、
STEREO Ahead衛星COR2の動画でご覧ください。
9日、10日、11日と、左に向かって次々にコロナのガスが噴き出しています。
1つめ(9日)は、10日の記事
2つめ(10日)と3つ目(11日)は、昨日の記事で紹介しています。
(3つめは、前のSOHO衛星の写真と同じCMEです)

1つめと2つめのCMEの影響が、
明日、明後日くらいに地球へ到来する可能性があります。
今夜以降の太陽風のデータに注目してください。
また、一昨日のニュースで紹介しましたが、
小さなコロナホールの影響も、明日、13日頃から始まりそうです。
2つの変化が重なって、太陽風は複雑な変化をするかもしれません。


現在の太陽風は、300km/秒と遅い風が続いています。
今日の未明、12日2時(世界時11日17時)に、
速度が280km/秒から320km/秒に一段上がる変化が見られたのですが、
変化の幅は小さく、その後、速度はまた下がっています。

磁気圏も概ね静穏で、
AE指数は、小さな変化が見られる程度です。


太陽フレアに、太陽風の乱れと、
今週は活発な動きが見られるかもしれません。



SOHO衛星LASCO C3による、太陽南西部のプロミネンス噴出で発生したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


9日から続いているCMEの発生。STEREO Ahead衛星COR2による。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。