宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/11/13 09:59 更新 太陽風の乱れが到来して、オーロラの活動が強まっています。また、M2.0フレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の乱れが始まりました。 ACE衛星の観測では、13日7時(世界時12日22時)に 太陽風の速度が300km/秒から350km/秒に急に上がり、 磁場強度も、5nTから15nTに急に強まっています。 急な立ち上がりをしていることから、CMEの影響も到来している様です。 その後、太陽風の速度は450km/秒、 磁場強度は20nTへと強まっています。 そして、地球磁気圏への影響度を決める磁場の南北成分は、 ±15nTくらいの範囲で大きく変動しています。 磁気圏では、AE指数に400nTと小さな変化が始まっていますが、 これは、太陽風の乱れが到来する前に続いていた、 太陽風磁場の南向きの影響です。 現在到来している太陽風の乱れによる磁気圏の活動は、 このデータの後から強まると考えられます。 今後のAE指数の変化は、更に大きくなるだろうと思います。 このタイミングに合わせたかのように、 国立極地研究所がノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenに設置している、 全天カメラのオーロラ観測が昨夜から始まっています。 撮影されたばかりのオーロラの様子を、動画でご覧ください。 また、現在、カナダ・イエローナイフのライブカメラでも、 オーロラの輝きが捉えられています。 アラスカ・フェアバンクスも晴天の様で、 今夜は月もなく、オーロラ観望には絶好の夜となりそうです。 太陽風の乱れは、2日連続で発生したCMEと、 小さいですがコロナホールの重なりによって、 明日くらいまでは続くのではないでしょうか。 太陽では、今朝、13日8時(世界時12日23時)に、 南東部の1613黒点群で、M2.0の中規模フレアが発生しました。 1時間後にも、C4.3のフレアが発生しています。 GOES衛星のX線カメラの動画を見ていると、 1613群だけでなく、1610群や、1614群、 更に、東端のまだ見えていない領域など、 あちこちで小さな変動が続いています。 今後も、フレアの発生が見られそうです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星AIA131カメラによる、太陽南東部の1613黒点群で発生したM2.0フレア。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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