宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:10)
昨日、M1.7の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 9 --- ---
11/ 8 11:07 M1.7
11/ 7 --- ---

黒点 11/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1607 2 β ---
1608 1 α ---
1609 4 β ---
1610 1 α ---
1611 2 β M2
1612 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:57 381 +1.5
-2 h 385 +2.3
-4 h 395 +2.4
-6 h 404 -1.1
-8 h 403 +2.4
-10 h 406 +2.6
-12 h 408 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.0 5x10^1
11/ 9 1.4 9x10^1
11/ 8 0.4 7x10^1
11/ 7 0.5 7x10^1
11/ 6 0.4 9x10^1
11/ 5 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/11/ 4 10:19 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。1日のムルマンスクのオーロラ写真をどうぞ。
2012/11/ 5 12:44 10月の黒点数が発表されました。太陽風は低速の風が続き、フレアもありません。
2012/11/ 6 11:16 太陽風は300km/秒台の低速状態が続いています。
2012/11/ 7 11:25 太陽風の速度と磁場強度が少し高まっています。太陽は東端で小さなフレアが起きています。
2012/11/ 8 10:58 太陽風は500km/秒の高速状態になっています。オーロラの活動もやや強まっています。
最新のニュース

2012/11/ 9 12:10 更新
太陽でフレア、CMEの発生が続いています。太陽風は平均的な速度に戻りました。

担当 篠原

太陽の活動が少し高まっています。
昨日のニュース更新の直後、8日11時(世界時8日2時)に、
太陽の北東の端でM1.7の中規模フレアが発生しました。
発生地点は、顔を見せたばかりの1611黒点群です。

そして、今朝、9日9時(世界時9日0時)には、
今度は太陽の南東端でC1.0のフレアが発生しています。

どちらもCMEを伴っていて、今朝のフレアについて、
GOES衛星のX線カメラとSOHO衛星のコロナグラフによる動画を掲載します。
地球からは横方向に噴出しているため影響はないでしょう。

しかし、これらの領域は、これから次第に太陽の中心に近づくため、
今後のフレア、CMEについては、地球への影響も及びやすくなります。

また、SOHO衛星LASCO C3では、
コロナのガスが太陽全体を包むように広がる、
フルハロー型のCMEも観測されています。
これは、太陽の向こう側の現象で、
太陽を右横から見ているSTERO Ahead衛星の写真とともに動画を作成しました。
こちらは、地球への影響はありません。

東から新しい活動領域がやって来たこともあり、
今後の太陽の様子に注目して下さい。


太陽風は、ゆっくりと速度が低下しています。
現在はすでに400km/秒まで下がっていて、
太陽風は普通の速度に戻っています。
磁場強度も、3〜4nTとやや弱めの状態です。

太陽風の強まりは1日で終わってしまいました。

磁気圏の活動も穏やかで、AE指数はほとんど変化していません。




太陽の南東端で発生したフレア(GOES衛星X線カメラ)とCME(SOHO衛星LASCO C2)の様子。
(c) NOAA/SWPC 、SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の裏側で発生したフルハロー型のCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。