宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/11/ 6 11:16 更新 太陽風は300km/秒台の低速状態が続いています。 担当 篠原 速度の遅い太陽風が続いています。 ACE衛星のグラフでは、速度は300km/秒と350km/秒の間で ばたばたと変化していますが、 プラズマの密度がかなり少なくなっているため、 速度の測定が不安定になっていたのではないかと思います。 いずれにしても、300km/秒台前半の低速状態が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な値で推移しています。 南北成分が南を向く時間帯があり、 AE指数では500nTくらいの変動が発生していますが、 全体的には磁気圏も穏やかです。 SDO衛星AIA193には、コロナホールは特に見られません。 1枚目の写真で、27日前と現在の太陽コロナの様子を比べます。 左の27日前には南半球側にコロナホールがありましたが、 右の現在の写真では消えています。 すると、太陽風はこのまま低速の状態が続きそうです。 太陽は、東端でC2.3の小規模フレアが発生しています。 1607群、1608群と新しい黒点も発生していますが、 こちらの活動は穏やかです。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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