宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/11/ 2 11:32 更新 太陽風磁場が南に大きく振れ続け、磁気圏の活動が強まりました。現在は穏やかです。 担当 篠原 昨日の午後、11月1日14時(世界時1日5時)頃から、 太陽風磁場の南北成分が南向きに切り替わり、 以降、半日にわたって -10nT前後の強い南向きが続きました。 このため、磁気圏の活動度が高まり、 AE指数では、1500nTに達する大きな変動が発生しています。 国立極地研究所による、ノルウェー・トロムソの 全天カメラによるオーロラの様子を、動画で紹介します。 月明かりがあるため空全体が明るくなっていますが、 オーロラのにぎやかな変動が写っています。 また、京都大学WDCのDst指数では -70nT近い減少が発生し、 弱い磁気嵐が起きています。 太陽風の速度は、380km/秒から300km/秒へ下がり、 再びかなり遅い風に変わっています。 15nTまで強まっていた磁場強度も、 現在は8nTと、平均よりやや強いくらいにまで下がっています。 CMEによる太陽風磁場の乱れは、終わりに近づいています。 南に大きく振れていた磁場の南北成分は、0nT付近に戻っています。 このため、磁気圏への影響は、現在は小さくなっています。 磁気圏も、この後は穏やかになるでしょう。 太陽は、目立ったフレアの発生もなく、 穏やかな状態です。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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