宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:25)
今日、M9.0の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/21 03:05 M9.0
02:16 C2.4
10/20 05:46 C3.6
03:42 C1.7
10/19 14:05 C1.9

黒点 10/21 (NOAA)
磁場 フレア
1589 4 β C2
1590 6 β ---
1591 1 α ---
1593 6 β ---
1594 2 β C2
1596 6 βγ C3
1597 6 β ---
1598 1 α M9

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 346 -1.4
-2 h 355 -1.1
-4 h 361 -1.2
-6 h 366 -0.4
-8 h 363 -0.4
-10 h 357 +0.9
-12 h 360 +0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -17 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
10/21 0.4 1x10^4
10/20 0.4 2x10^4
10/19 0.2 1x10^4
10/18 0.3 2x10^4
10/17 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/10/16 09:10 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽の東側から上がってきた黒点で、C4フレアが発生しています。
2012/10/17 12:17 太陽風の速度が再び高速になりました。太陽は穏やかです。
2012/10/18 11:01 太陽風は500km/秒と高速の状態です。太陽の東端から新しい黒点が現われました。
2012/10/19 12:10 太陽風は600km/秒まで速度が高まりました。現在は下がりつつあります。
2012/10/20 13:25 太陽風は平均的な速度に下がりました。太陽も穏やかです。
最新のニュース

2012/10/21 11:25 更新
太陽の東端でM9.0の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽の東端から新しい黒点が姿を現し、
1598黒点群と番号が付けられました。

この群が今日の未明、21日3時(世界時20日18時)に、
M9.0の中規模フレアを起こしました。
SDO衛星の写真を見ると、
太陽の端で光っているので、
実際には、規模はより大きかったのかもしれません。

SOHO衛星のLASCO C2では、
左に向かって弱いCMEの噴出が見えます。
横に向かっているので、
地球への影響はありません。

1598黒点群は、今後も活発に活動を続ける可能性があります。
引き続き注目してください。


太陽風は、350km/秒へ速度が下がり、
低速風に変わっています。
磁場強度も、3nTと弱めのままです。

磁気圏も静穏で、
オーロラの活動度を表すAE指数は、
全く変化していません。

太陽風は、今後も低速の穏やかな状態が続きそうです。
SDO衛星AIA193には、コロナホールは見えません。


放射線帯の高エネルギー電子は、
高まった状態が続いています。
太陽風が穏やかになり、こちらの減少もゆっくりです。



今日は、高専ロボコンの九州大会の応援に、
熊本に来ています。
本物を見るのは初めてなので、
とても楽しみです。




SDO衛星AIA131による、M9.0フレア。
(c) SDO衛星(NASA)


SOHO衛星 LASCO C2カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

10/20 18:24 UT

10/20 19:24 UT

10/20 20:24 UT

10/20 21:24 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。