宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/10/18 11:01 更新 太陽風は500km/秒と高速の状態です。太陽の東端から新しい黒点が現われました。 担当 篠原 太陽風は、昨夜にかけて一旦400km/秒近くまで速度が下がりましたが、 その後、再び上昇を始め、現在は500km/秒と高速状態に戻っています。 この速度の変化は、前周期にも見られました(27日周期の図9月20〜21日)。 その特徴が残っていたのでしょうか。 磁場強度は、5〜10nTとやや強めの値が続いています。 南北成分は、0nTをはさんで、南北両方に振れています。 大きくはありませんが、磁気圏でも活動が続いていて、 AE指数には、300〜500nTの小規模の変化が度々発生しています。 このAE指数の図の最後の山に相当する時間帯の ノルウェー・トロムソのオーロラを全天カメラの動画で紹介します。 真っ黒な夜空にオーロラの筋が現れ、 やがて激しいオーロラ爆発につながっていきます。 前周期の高速太陽風は、2〜3日で終わりました。 そう考えると、今回の高速風も、今日、明日くらいまでではないかと思います。 SDO衛星AIA193を見ると、特にコロナホールは見られません。 太陽風はやがて速度が下がって、その後は穏やかな風がしばらく続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日もGOESの両衛星で10,000に達しています。 この後、太陽風が落ち着くと、 高エネルギー電子はゆっくりと減少してくことになるでしょう。 太陽では、昨夕、17日17時(世界時17日8時)に、 東の端でC7.4と大きめのCクラスフレアが発生しています。 太陽の向こう側の現象なので、 実際にはこれよりも大きな規模のフレアだったと思われます。 掲載の可視光写真を見ると、ここから新しい黒点が顔を出しています。 この領域の今後の活動に注目してください。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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