宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/10/16 09:10 更新 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽の東側から上がってきた黒点で、C4フレアが発生しています。 担当 篠原 昨夜より、太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は低下を始め、 今朝くらいに、400km/秒と平均的な速度に戻りました。 27日周期の図を見ると、今回の速度の高まりは2日ほど続いたことになります。 太陽風の磁場強度(白線)は、3nT前後とやや弱まった状態です。 南北成分(赤線)は、振れ幅は小さいものの南(マイナス)・北(プラス)に振れています。 磁気圏でも小規模ですがオーロラの活動が見られているようです。 AE指数のグラフは、300nT前後の変化が長い時間発生しています。 連日紹介していた昭和基地の全天カメラですが、 今日はとうとう40分間の撮影になっていました。 しかし、天候が悪く、写っているのは曇り空だけでした。 それに代わって、北半球、ノルウェーのトロムソの全天カメラを掲載します。 薄雲がかかった中ですが、にぎやかなオーロラの爆発が見えています。 周囲が山ででこぼこしていることや、 真ん中に見慣れたカシオペヤ座が見えるなど、 昭和基地の写真とはまた違った雰囲気です。 高速の太陽風が通り過ぎ、SDO衛星AIA193を見ると、 現在は目立ったコロナホールは見られません。 可視光写真で1589黒点群が見えている辺りは、 前周期まではコロナホールがありました。 27日周期の図を見ると、 その影響で9月20〜21日は高速太陽風が来ていました。 今回はこの高速風も消えてしまうのでしょうか。 今後の太陽風データでは、この点に注目してください。 太陽は、東の端から1593、1594黒点群が上がってきました。 1593黒点群は、C4.0、C4.4とやや大きめのCクラスフレアを2回起こしています。 今後、どのような活動を起こすでしょうか。 太陽面には、現在、7つの黒点群が見えています。 なかなかにぎやかな光景です。 放射線帯の高エネルギー電子は、高いレベルが続いています。 太陽風が落ち着いたので、 今後はゆっくりと減少して行くことになりそうです。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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