宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:05)
昨日、C9.0の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/13 --- ---
10/12 17:06 C9.0
07:30 C2.2
10/11 16:59 C4.7

黒点 10/13 (NOAA)
磁場 フレア
1585 6 β C1
1586 1 α ---
1589 29 βγ C9
1590 1 α C1
1591 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 482 -10.1
-2 h 493 -9.5
-4 h 507 -6.9
-6 h 523 -4.4
-8 h 528 -0.9
-10 h 482 +0.0
-12 h 490 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -73 -/ -
-2 h -59 -/ -
-4 h -46 -/ -
-6 h -34 -/ -
-8 h -33 -/ -
-10 h -36 -/ -
-12 h -38 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^3
10/13 0.3 2x10^4
10/12 0.3 2x10^4
10/11 0.5 2x10^4
10/10 0.3 1x10^4
10/ 9 0.5 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/10/ 8 10:47 太陽でフィラメントの噴出が発生しています。太陽風磁場が南向きに振れています。
2012/10/ 9 10:31 太陽風磁場が大きく南向きに変化して、活発な磁気圏活動が発生しています。
2012/10/10 12:28 太陽風磁場の乱れは終わり、高速風に変わっています。イエローナイフのオーロラ写真をどうぞ。
2012/10/11 11:23 高速の太陽風は終わりに近づいています。昭和基地のオーロラをご覧ください。
2012/10/12 12:03 ムルマンスクのオーロラ写真をどうぞ。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
最新のニュース

2012/10/13 14:05 更新
太陽風の磁場が南向きに大きく振れています。磁気圏の活動が強まりつつあります。

担当 篠原

太陽風の磁場が、南向きに強まっています。
活発なオーロラや磁気嵐が発生している様です。

ACE衛星の観測によると、
太陽風は昨日より500km/秒(ACEの図の黄色線)と高速の状態で安定しています。
磁場強度(白線)は5nTと平均的だったのですが、
今日の未明、13日3時(世界時12日18時)頃から強まり始め、
現在、10nTを超えるくらいに高まっています。

磁場の強まりとともに、南北成分(赤線)が大きく南(マイナス)に振れ始め、
昼前くらいから-10nTとかなり強く南を向いています。

高速風であることと重なって、磁気圏への影響が大きくなりそうです。
AE指数は、今のところ500nTと中程度の変化をしていますが、
この後、もう一段大きい変化になるのではないかと思います。
また、京都大学WDCのDst指数は -60nTへ急に下がっていて、
このまま中規模の磁気嵐の変化になりそうです。

極域では活発なオーロラを眺めるチャンスでしょう。
アラスカのライブカメラでも、現在、きれいなオーロラが見えています。


太陽風は、10月10日以降、高速の風が続いています。
SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールが西側に半分以上進んでいて、
この後も、2〜3日程度この領域の影響が続く可能性があります。


放射線帯の高エネルギー電子は、
今朝まで10,000に達する高いレベルが続いていましたが、
現在の磁気圏の乱れに関係して、減少している可能性があります。
この後の変化に注目してください。


太陽は、北東の端に見えていた新しい黒点に、
1591黒点群と番号が付きました。

昨夕、12日17時(世界時12日8時)に1589黒点群で
C9.0の大きめのCクラスフレアが発生しましたが、
その他は目立った活動はありません。

太陽の東端の向こうには、南北それぞれに活動的な領域がある様です。
この後も、新しい黒点の出現が続くかもしれません。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。