宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/15 06:55 C3.0
10/14 11:13 C4.8
10/13 --- ---

黒点 10/15 (NOAA)
磁場 フレア
1586 2 α ---
1589 34 βγ C2
1590 1 α ---
1591 5 β C3
1592 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 483 -1.3
-2 h 480 +0.6
-4 h 494 -1.9
-6 h 490 -2.0
-8 h 489 -1.9
-10 h 503 -1.5
-12 h 492 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -33 -/ -
-2 h -37 -/ -
-4 h -39 -/ -
-6 h -41 -/ -
-8 h -42 -/ -
-10 h -40 -/ -
-12 h -48 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^3
10/15 0.3 1x10^4
10/14 0.3 1x10^4
10/13 0.3 2x10^4
10/12 0.3 2x10^4
10/11 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/10/10 12:28 太陽風磁場の乱れは終わり、高速風に変わっています。イエローナイフのオーロラ写真をどうぞ。
2012/10/11 11:23 高速の太陽風は終わりに近づいています。昭和基地のオーロラをご覧ください。
2012/10/12 12:03 ムルマンスクのオーロラ写真をどうぞ。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
2012/10/13 14:05 太陽風の磁場が南向きに大きく振れています。磁気圏の活動が強まりつつあります。
2012/10/14 10:52 太陽風磁場が南向きに強まり、活発な磁気圏活動が発生しました。
最新のニュース

2012/10/15 12:32 更新
高速太陽風が続いています。磁気圏でも活発にオーロラが発生しています。

担当 篠原

太陽風は高速の状態が続いています。
昨日の550km/秒から、ゆっくりと下がって、
現在は490km/秒と500km/秒台を割ったところです。

磁場強度は、今朝くらいに一段弱まって、3nTくらいに下がっています。
このため、コロナホールによる高速太陽風は、
後半の領域に入っていると思われます。

磁場の南北成分は、振れ幅は-3nT程度ですが、
南寄りの状態が続いています。
このため、磁気圏への影響は強まり、
AE指数で500〜1000nTと中規模の変動が連続的に発生しています。

極域ではにぎやかなオーロラが観測されている様で、
昭和基地の全天カメラによる動画を掲載します。
今日は、たった1時間半の動画です。

また、北極側のノルウェー・トロムソの全天カメラが観測を開始しています。
こちらのページから写真をご覧ください。
オーロラの写真としては、トロムソの方がきれいだと思いますが、
今期最後になるかもしれない昭和基地の写真を掲載します。


SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは既に西の端に移動し、
高速風は終わりに近づいていると思います。
この後、ゆっくりと速度は下がって行って、
明日には平均的な風に戻っているかもしれません。

また、現在のSDO衛星AIA193では、
中心部の北と南に小さなコロナホールが見えています。
前周期までは、赤道近くに大きなコロナホールが広がっていたのですが、
今回は消えてしまいました。
前周期までは高速風をもたらしていたのですが、
今回は影響は小さくなりそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、現在も高めの状態が続いています。
この後は、ゆっくりと減少することになるかもしれません。


太陽は、昨日のニュースの直後に、
北東の端でC4.8の小規模フレアが発生しました。
その後は、南東の1591群で、C1〜3のフレアが5回ほど発生しています。

東の端からは、南と北で新しい活動的な領域が回ってきて、
白斑が見えています。
これらの領域の活動度はどうでしょうか。




南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。いよいよ夜が短くなりました。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。