宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/10/15 12:32 更新 高速太陽風が続いています。磁気圏でも活発にオーロラが発生しています。 担当 篠原 太陽風は高速の状態が続いています。 昨日の550km/秒から、ゆっくりと下がって、 現在は490km/秒と500km/秒台を割ったところです。 磁場強度は、今朝くらいに一段弱まって、3nTくらいに下がっています。 このため、コロナホールによる高速太陽風は、 後半の領域に入っていると思われます。 磁場の南北成分は、振れ幅は-3nT程度ですが、 南寄りの状態が続いています。 このため、磁気圏への影響は強まり、 AE指数で500〜1000nTと中規模の変動が連続的に発生しています。 極域ではにぎやかなオーロラが観測されている様で、 昭和基地の全天カメラによる動画を掲載します。 今日は、たった1時間半の動画です。 また、北極側のノルウェー・トロムソの全天カメラが観測を開始しています。 こちらのページから写真をご覧ください。 オーロラの写真としては、トロムソの方がきれいだと思いますが、 今期最後になるかもしれない昭和基地の写真を掲載します。 SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは既に西の端に移動し、 高速風は終わりに近づいていると思います。 この後、ゆっくりと速度は下がって行って、 明日には平均的な風に戻っているかもしれません。 また、現在のSDO衛星AIA193では、 中心部の北と南に小さなコロナホールが見えています。 前周期までは、赤道近くに大きなコロナホールが広がっていたのですが、 今回は消えてしまいました。 前周期までは高速風をもたらしていたのですが、 今回は影響は小さくなりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、現在も高めの状態が続いています。 この後は、ゆっくりと減少することになるかもしれません。 太陽は、昨日のニュースの直後に、 北東の端でC4.8の小規模フレアが発生しました。 その後は、南東の1591群で、C1〜3のフレアが5回ほど発生しています。 東の端からは、南と北で新しい活動的な領域が回ってきて、 白斑が見えています。 これらの領域の活動度はどうでしょうか。 南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。いよいよ夜が短くなりました。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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