宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/10/12 12:03 更新 ムルマンスクのオーロラ写真をどうぞ。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。 担当 篠原 ロシア・ムルマンスクの福島さんより、 11日未明に撮影されたオーロラの写真が届きました(撮影、ジガーノフ氏)。 昨日のニュースで紹介したオーロラの動画に近い時間帯の撮影の様です。 ムルマンスク州のヒビノ山脈の麓に現れたオーロラとのことで、 遠くに雪を被った白い峰がのぞいています。 オーロラの輝きに透明感を感じる素敵な写真です。 どうもありがとうございました。 これから雪とオーロラの写真へと変わって行くのですね。 昨日の時点で500km/秒台を割っていた太陽風の速度は、 それ以上下がることはなく、今朝になって500km/秒へと再び高まっています。 磁場強度は、5nTと平均的な強度を保っています。 磁場の南北成分は、0nTから比較的北寄りになっています。 このため、磁気圏の活動は弱まって、 AE指数のグラフは小さな変化が見られる程度です。 コロナホールが通り過ぎて、 太陽風の速度は一旦下がるかと思っていたのですが、 SDO衛星AIA193を見ると、次のコロナホールが西側へ進んでいて、 このままこの領域の影響が始まるかもしれません。 明日以降も、500km/秒台程度の高速太陽風が続く可能性があります。 太陽は、東端の南半球と北半球の両方から新しい黒点が顔を出しています。 しかし、フレアの発生は少なくなっていて、 1589群で起きたC4.6のフレアが目立つ程度です。 しかし、これら東端の3つの活動的な領域については、 今後も注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、高まった状態が続いています。 赤線のGOES12も、10,000の線に近づいています。 (c) 福島氏、ジガーノフ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |