宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:22)
今日、C3.6の小規模フレアが発生しました。
また、M1.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 2 02:08 C3.6
01:23 C3.4
00:16 C2.3
10/ 1 21:56 C4.8
15:05 C2.1
13:56 C1.8
10:26 C4.8
08:35 C9.9
08:16 C2.2
06:59 C2.8
06:15 C7.1
05:03 C2.4
00:01 C2.5
9/30 22:57 C2.3
16:15 C3.9
15:30 C2.9
13:26 M1.3
06:55 C1.9

黒点 10/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1575 1 α M1
1577 8 β C3
1578 2 β ---
1579 4 β ---
1582 1 α ---
1583 6 β M1
1584 3 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:17 331 +5.5
-2 h 331 +6.6
-4 h 340 +6.6
-6 h 356 +8.3
-8 h 362 +7.1
-10 h 373 +8.1
-12 h 371 +9.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -4 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 4 -/ -
-8 h 8 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
10/ 2 0.6 2x10^1
10/ 1 1.2 1x10^2
9/30 2.6 2x10^2
9/29 6.0 3x10^2
9/28 28.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 9/27 09:19 太陽のフレア活動は静穏ですが、黒点は多く見えています。
2012/ 9/28 12:18 C4、C3のフレアが発生しました。太陽風は穏やかです。
2012/ 9/29 11:36 地球方向にCMEが飛び出しています。明後日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
2012/ 9/30 09:52 太陽風はかなり低速になっています。明日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
2012/10/ 1 09:38 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁場が大きく南向きに振れていて、磁気圏は大きく乱れそうです。
最新のニュース

2012/10/ 2 09:22 更新
太陽風磁場の強い南向きによって、やや大きい磁気嵐が発生しました。現在の磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽風磁場の強まりは、昨日のニュース以降次第に弱まり、
昨夜のうちに、20nTから10nTへ下がっています。

磁場の南北成分の南向きへの強まりも、
昨日の昼、1日12時(世界時1日3時)以降は北向きに切り替わり、
現在まで継続しています。

このため、磁気圏の大きな乱れもこの頃までとなり、
京都大学のDst指数を参照すると、1日12時(世界時1日3時)に、
-143nTと最大の振れ幅(マイナス方向に変化が強まる)を記録しています。
やや大きい磁気嵐が発生しました。

AE指数は、データのエラーのためにグラフがおかしくなっていますが、
グラフの前半に激しい増減が記録されており、
この時間帯に活発な磁気圏活動が起きていたと考えられます。

昨日は、アラスカのライブカメラでオーロラが現れるのを待っていたのですが、
現地が夜を迎える前に太陽風磁場の南向きが終わってしまい、
期待していた活発なオーロラを見ることはできませんでした。


太陽風の速度は、400km/秒から330km/秒に下がり、
低速の傾向が強まっています。
CMEによる太陽風の乱れは終って、穏やかな風に戻りつつあります。



太陽は、西の端で、
C4.8が2回、その他にC1〜2のフレアが6回ほど発生しています。

活動的な領域は、もうすぐ向こう側に回ってしまうので、
この後の太陽は穏やかになりそうです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。