宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/10/ 1 09:38 更新 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁場が大きく南向きに振れていて、磁気圏は大きく乱れそうです。 担当 篠原 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。 太陽風の磁場は南向きに大きく振れていて、磁気圏活動が活発になりそうです。 太陽風の変化としては2回発生しています。 1つめは、9月30日19時(世界時30日10時)過ぎに、 速度が270km/秒から300km/秒くらい、 磁場強度が10nT弱くらいにそれぞれ高まる小さな変化がやって来ました。 そして、今朝、10月1日7時(世界時30日22時)に、 速度は400km/秒へもう一段上がり、 磁場強度は15nTからやがて20nTに達する大きな変化が到来しています。 28日のCMEは、この2つの変化のどちらに対応するのでしょうか。 1つめだと、2日半で到来して速度300km/秒というのはずいぶん遅い印象ですし 2つめだと考えると、1つめの変化の発生源がよく分かりません。 太陽風磁場の南北成分は、どちらの変化でも南向きに大きく振れています。 このため、磁気圏の活動度も高まっていて、 AE指数のグラフは、500〜1000nTと中規模の変動が続いています。 磁場が大きく振れたのは、まだ今朝のことですので、 今後(既に始まっているかもしれませんが)、より激しい変動になる可能性があります。 極域では激しいオーロラが現れるかもしれません。 南極の昭和基地のカメラは、残念なことに今のところ曇っていますが、 アラスカのライブカメラは晴天で、 日本時間の午後に迎える見ごろに期待したいです。 一方、太陽のフレア活動も活発化しています。 北西の端の1583群でM1.3、C7.1、C9.9と、 Mクラス付近のフレアが続けて発生しています。 地球からはもうすぐ見えなくなる黒点群ですが、 更に活動は続くのでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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