宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 9/27 09:19 更新 太陽のフレア活動は静穏ですが、黒点は多く見えています。 担当 篠原 太陽の南東から上がってきた黒点は、1582黒点群と番号が付きました。 西の1573群の下にも新しい黒点が現われているようで、 太陽は全体にわたって黒点群が見えています。 GOES衛星のX線カメラで、この1日間の太陽の様子を動画にしました。 フレアとしては、1582群でC1.2の小さなフレアが発生した程度ですが、 X線写真では、黒点の見える場所は明るく輝き、 小さな活動があちこちで起き続けています。 昨日、黒点が横一列に並んでいる写真を紹介しましたが、 X線で太陽全体を見ると、北半球と南半球それぞれに活動的な領域があり、 東西方向に明るい帯として伸びていることが分かります。 太陽風は、速度が少し上がっています。 昨日は、300km/秒近くまで下がっていたのですが、 ゆっくりと上昇して、現在は420km/秒と平均的な速度になっています。 この変化に対応するように、 磁場強度も、5nTから一時的に10nT近くまで高まりました。 現在は7nTと少し戻っています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールも見えなかったので、 太陽風がこれ以上大きく高まることはないと思います。 基本的には、今後も穏やかな風が続くのではないでしょうか。 太陽風磁場が強まったことで、 南北成分が南に振れたときに、-5nTを超える変化が起きています。 このため、AE指数で500nTのオーロラ活動が発生しています。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |