宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 9/25 11:19 更新 新しい黒点が現われています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。 担当 篠原 太陽の北半球に、新しい黒点群が2つ現われています。 中央部の1578黒点群と、西側の1573群です。 1573群は黒点が復活したものです。 また、南西の端からは1579群が上がってきました。 この後、どのような活動をするでしょうか。 そして、GOES衛星のX線カメラを見ると、 北西の端でも小さなフレア活動が起きています。 可視光写真には、白斑とかすかに黒点も見えている様です。 これらの領域が上がってきたため、 X線のグラフも強度が少し上がっています。 フレアとしては、C1.6とC1.9の2つが発生しています。 太陽風は、速度はが340km/秒から370km/秒に少し上がりましたが、 低速の傾向は続いています。 磁場強度は、4nT前後で推移していますが、 セクター境界が来たようで、 磁場の大まかな方向が「A」から「T」に変わっています。 ACEの図で、磁場のグラフが後半に変化が目立っているのは、 この切り替わりに関係している様です。 磁気圏は静かで、AE指数は全く変化していません。 太陽風は、しばらく低速の風が続きそうで、 磁気圏も静穏でしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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