宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 9/21 12:59 更新 高速の太陽風が到来しました。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日紹介した昭和基地のオーロラと同じ頃に、 北半球のロシア、ムルマンスクで撮影されたオーロラの写真を、 現地にお住まいの福島さんよりいただきました。 頭上のオーロラの曲線の美しさとともに、 ムルマンスクの町明りと水面に反射しているオーロラの光が見事です。 どうもありがとうございました。 1週間前にも、フィンランドで撮影されたオーロラを紹介しましたが、 オーロラの季節が北半球へ移りつつあるのだと実感します。 太陽風は、昨日のニュース以降にゆっくりと速度が上がり、 20日21時(世界時20日12時)頃に、580km/秒の高速太陽風になりました。 半日ほど経った現在は、既に下がり始めていて、 470km/秒と高速状態から抜け出しつつあります。 太陽風の磁場強度も、昨日は10nT程度に強まっていましたが、 速度が上がるとともに弱まって、 最高速度に達した後は、5nTを割って、現在は3nTくらいに弱まっています。 コロナホールによる高速風はこれで終わりなのかどうか、 前周期はもうしばらく続いていたので、 今日、明日の太陽風の変化に注目してください。 磁気圏では、AE指数で500nT程度の変化が発生しています。 速度は上がりましたが、磁場強度は弱まり、 南北成分は0nT付近に下がってしまったので、 影響は小さくなってしまった様です。 太陽は、南西に沈みかけている1574黒点群で C1.0の小規模フレアが1回起きた程度で、穏やかです。 ロシア・ムルマンスクで撮影された、現地20日未明のオーロラ。福島さんより。 (c) 福島氏、ベルガン氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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