宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:32)
今日、C2.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/20 01:26 C1.2
00:03 C2.6
9/19 --- ---
9/18 18:36 C1.3

黒点  9/20 (NOAA)
磁場 フレア
1569 2 β ---
1571 1 α ---
1574 1 α ---
1575 4 β C1
1576 4 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 431 +6.6
-2 h 444 +4.0
-4 h 404 -5.5
-6 h 369 -5.2
-8 h 394 -7.3
-10 h 396 +0.9
-12 h 383 -5.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -34 -/ -
-2 h -39 -/ -
-4 h -36 -/ -
-6 h -31 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
9/20 0.3 9x10^2
9/19 0.4 6x10^2
9/18 0.4 1x10^3
9/17 0.4 2x10^3
9/16 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 9/15 12:44 太陽風は平均的な速度で安定しています。今後、太陽風の速度が高まりそうです。
2012/ 9/16 12:14 太陽風は穏やかですが、今後、コロナホールやCMEの影響が始まりそうです。
2012/ 9/17 11:32 太陽は静かです。太陽風も、400km/秒台前半と穏やかです。
2012/ 9/18 13:04 太陽の東端でフレアが起きています。太陽風は穏やかです。
2012/ 9/19 12:05 太陽の東端から新しい黒点が現われました。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2012/ 9/20 13:32 更新
太陽風の磁場が南向きに強まり、磁気圏活動が活発になりました。

担当 篠原

20日0時(世界時19日15時)頃から、太陽風磁場の乱れがやって来ました。
磁場強度が5nTから12nTくらいへ強まるとともに、
南北成分は-10nTと大きく南向きに振れました。
変化は半日近く続き、磁気圏に活発なオーロラの活動を起こしています。

南極の昭和基地で20日8時(世界時19日23時)頃に観測されたオーロラの様子を、
全天カメラの動画で紹介します。
10秒間隔の写真で活発な変化が美しく撮影されています。
動画のファイルサイズがだいぶ大きくなってしまいますが、
1時間にわたるオーロラの変化をご覧ください。
過去の記録を見ると、昭和基地のオーロラを紹介できるのも残り1ヶ月です。

磁気圏の活動度を表すAE指数は、
800nTから1000nTに達する変化を記録しています。

太陽風の速度は、380km/秒から450km/秒に上がる変化をしましたが、
現在はまた400km/秒近くに下がっています。

一方、磁場強度は現在も10nTに強まった状態が続き、
セクター境界がやってきて、
磁場の大まかな方向が「A」から「T」に切り替わるなどの変化も見られています。
27日周期の図の前周期の変化を参考にすると、
このままコロナホールによる高速の太陽風に変わって行くのかもしれません。


太陽は、南東(左下)の黒点に、1576群という番号が付きました。
この1576群がC2.6、C1.2と2つの小規模フレアを起こした程度で、
太陽の活動は穏やかです。




南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影された活発なオーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。