宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 9/19 12:05 更新 太陽の東端から新しい黒点が現われました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 太陽の東端から、南北に揃って黒点群が顔を出しました。 SDO衛星による可視光の拡大写真を掲載します。 北半球の黒点群には、1575群という番号が付けられましたが、 その向こう側にも黒点が見えていて、 もう一つ別の群があるのかもしれません。 1575群は、昨夜、18日19時(世界時18日10時)に、 C1.3の小規模フレアを起こしています。 これらの黒点群は、今後、どのような活動を起こすでしょうか。 太陽風は、平均的な状態が続いています。 速度は、420〜370km/秒の間をゆっくりと変化し、 磁場強度も5〜7nTの間で安定しています。 磁場の南北成分は、(日本時間で)昨日いっぱいは南寄りの状態が続き、 -2〜-3nTと弱い南向きになっていました。 このため、AE指数は300nTから600nTの小規模の変化が発生しています。 今日に入った頃から、磁場は北寄りになり、磁気圏も静まっています。 ただ、最新のデータでは、再び南向きに変わっていて、 今後、再び弱いオーロラの活動が見られるかもしれません。 SDO衛星のAIA193では、 太陽の中心部のコロナホールが西半球に入っています。 明後日くらいから、この領域の影響が始まりそうです。 27日前の太陽風の速度は、600km/秒を超えるくらいに高まりました。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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