宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 9/15 12:44 更新 太陽風は平均的な速度で安定しています。今後、太陽風の速度が高まりそうです。 担当 篠原 昨日の記事のフィラメント噴出によるCME(太陽ガスの放出現象)を、 SOHO衛星のLASCO C3による動画で紹介します。 太陽の右上方向を中心に、ガスが大きく広がっています。 広がる速度はゆっくりの様で、地球への到来は17日になりそうです。 太陽のフレア活動は、静かになっています。 GOES衛星のX線グラフは西の端に見えていた活動領域が 向こう側に回ってしまった影響もあり、 全体のレベルが低下して、変化もほとんどなくなっています。 1569黒点群の活動は弱まっているようです。 太陽風は、420〜440km/秒と昨日より若干上がっていますが、 平均的な速さで安定しています。 磁場強度は5nTに下がっています。 磁場の南北成分は、ここまでは北寄りに推移していて、 磁気圏の活動も静穏です。 SDO衛星AIA193を見ると、 太陽の南半球側にはコロナホールがいくつかあり、 その先頭(右端)は太陽の西側に半分ほど進んでいます。 今後、この領域からの影響によって太陽風の速度が上昇しそうです。 また、太陽風磁場のセクターの切り替わりがやって来て、 磁場が南寄りに振れるようになって、磁気圏の活動度が上がる可能性があります。 CMEの到来もあり、来週前半はオーロラ活動が高まるかもしれません。 鹿児島は、台風16号の影響で風が強まり始めています。 明日から明後日にかけて、荒れそうな様子です。 SOHO衛星LASCO C3による、昨日のCMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |