宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:59)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 9 02:36 M1.4
9/ 8 16:03 C2.8
07:29 C2.1
05:42 C1.8
9/ 7 09:26 C3.7
09:07 C1.6
00:07 C8.0

黒点  9/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1562 6 β C1
1564 19 βγ M1
1566 1 α ---
1567 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:47 354 -1.2
-2 h 351 +1.9
-4 h 360 -0.5
-6 h 373 +2.5
-8 h 369 -0.3
-10 h 364 +1.8
-12 h 377 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -18 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -27 -/ -
-10 h -30 -/ -
-12 h -35 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 7x10^2
9/ 9 1.2 4x10^3
9/ 8 0.9 3x10^3
9/ 7 0.6 8x10^2
9/ 6 0.8 4x10^2
9/ 5 2.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 9/ 4 11:22 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁場が強く南を向き、活発なオーロラを起こしています。
2012/ 9/ 5 15:39 太陽風の磁場が南向きに強まり、オーロラの活動が強まりました。太陽風は高速風になっています。
2012/ 9/ 6 15:11 太陽風の速度は下がりましたが、磁場強度は高まっています。M1.6のフレアが発生しました。
2012/ 9/ 7 15:39 太陽風の磁場の強まりは終わり、平均的な風に戻っています。ペルーの写真をどうぞ。
2012/ 9/ 8 14:02 太陽風磁場が長時間南向きになり、中規模の磁気圏活動が続いています。
最新のニュース

2012/ 9/ 9 14:59 更新
太陽風は平均的な状態です。M1のフレアが発生しました。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の磁場強度は6nTから4nTへゆっくりと下がって、
磁場強度の強まりは完全に終わりました。
速度も、400km/秒から380km/秒へ少し下がっています。

磁場の南北成分は、
グラフの前半では振幅は小さいですが南寄りになりました。
そのため、AE指数で400nT程度と規模は小さいですが、
磁気圏の活動が見られています。
その後、磁場の南北成分は0nTを挟んで小さく変化するようになり、
磁気圏は穏やかになっています。
AE指数は、データエラーによる激しい変化が重なっていますが、
それ以外の部分を見ると、変化の幅は小さくなっています。


SDO衛星AIA193では、北半球側に小さなコロナホールがありますが、
それ以外は目立った領域はありません。
明後日くらいに弱い影響がやって来るかもしれませんが、
基本的には穏やかな太陽風がしばらく続きそうです。


太陽では、南西の1562黒点群と1564群の合わせ技の様な
M1.4の中規模フレアが発生しています。
この他には、C1〜2の小さなフレアが数回起きている程度で、
今後も同程度の活動が見られるくらいでしょう。

8日19時(世界時8日10時)に、SOHO衛星LASCO C3で、
太陽の西側(右側)に向かうCME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。
太陽の向こう側で発生したフレアが原因の様で、
地球への影響はありません。



今夜のホテルもWi-Fiが使え、無事に更新できました。
ペルーのホテルではもう普通の環境なのでしょうか。
明日はリマに戻るので、このまま最後まで記事が書けそうです。



SOHO衛星LASCO C3によるCMEの噴出。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。