宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 9/ 9 14:59 更新 太陽風は平均的な状態です。M1のフレアが発生しました。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風の磁場強度は6nTから4nTへゆっくりと下がって、 磁場強度の強まりは完全に終わりました。 速度も、400km/秒から380km/秒へ少し下がっています。 磁場の南北成分は、 グラフの前半では振幅は小さいですが南寄りになりました。 そのため、AE指数で400nT程度と規模は小さいですが、 磁気圏の活動が見られています。 その後、磁場の南北成分は0nTを挟んで小さく変化するようになり、 磁気圏は穏やかになっています。 AE指数は、データエラーによる激しい変化が重なっていますが、 それ以外の部分を見ると、変化の幅は小さくなっています。 SDO衛星AIA193では、北半球側に小さなコロナホールがありますが、 それ以外は目立った領域はありません。 明後日くらいに弱い影響がやって来るかもしれませんが、 基本的には穏やかな太陽風がしばらく続きそうです。 太陽では、南西の1562黒点群と1564群の合わせ技の様な M1.4の中規模フレアが発生しています。 この他には、C1〜2の小さなフレアが数回起きている程度で、 今後も同程度の活動が見られるくらいでしょう。 8日19時(世界時8日10時)に、SOHO衛星LASCO C3で、 太陽の西側(右側)に向かうCME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。 太陽の向こう側で発生したフレアが原因の様で、 地球への影響はありません。 今夜のホテルもWi-Fiが使え、無事に更新できました。 ペルーのホテルではもう普通の環境なのでしょうか。 明日はリマに戻るので、このまま最後まで記事が書けそうです。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |