宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 9/ 5 15:39 更新 太陽風の磁場が南向きに強まり、オーロラの活動が強まりました。太陽風は高速風になっています。 担当 篠原 太陽風は、今朝、5日7時(世界時4日22時)に、また新しい乱れがやって来て、 磁場強度は再び15nT近くに強まり、 速度は530km/秒に上がっています。 特に、磁場の南北成分が南向きに強まり、 -5nTを超えるくらいのまとまった南向きが数時間続きました。 このため、磁気圏の活動が活発になり、 AE指数で1000〜1500nTの大きな変動が発生しています。 極域では、激しいオーロラが見えていたのではないでしょうか。 現在の磁場は、0nT付近から、やや北寄りに変わっているようで、 このままならオーロラの活動は落ち着きそうです。 しかし、磁場強度はまだ15nTと強く、 速度も500km/秒台を超えていることから、 今後、再び南寄りに切り替わると、オーロラも激しくなるでしょう。 太陽は、今日の昼、5日12時半(世界時5日3時半)に、 中央から少し南の1564黒点群でC6.1の小規模フレアが発生し、 この他にも、1564群と1565群でC1〜2のフレアが数回発生しています。 この後も同程度の活動が続きそうです。 4日18時(世界時4日9時)頃に、太陽の北西端で大きなフィラメントの噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304の動画をご覧ください。 この噴出は、SOHO衛星LASCO C3でもCMEとして見えています。 上に向かっているので、地球への影響はありませんが、 なかなか見事な現象です。 先ほど、現地で4日の深夜にリマに着きました。 とても小さいホテルに入ったのですが、 Wi-Fiのサービスがあったので、リマ滞在中は更新できそうです。 夜のリマは少し寒いです。 SDO衛星AIA304による、太陽の北西端のフィラメント噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C3によるCMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |