宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:39)
今日、C8.0の小規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 7 09:26 C3.7
09:07 C1.6
00:07 C8.0
9/ 6 16:38 C3.0
13:07 M1.6
12:11 C1.8
11:30 C2.4
10:50 C1.9
9/ 5 16:08 C7.2
12:22 C6.1

黒点  9/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1559 3 β ---
1560 10 βγ M2
1562 7 β ---
1564 25 β C7
1565 5 β ---
1566 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:26 395 -4.4
-2 h 391 +0.6
-4 h 400 -5.9
-6 h 387 -0.5
-8 h 399 -1.6
-10 h 395 -0.5
-12 h 396 +2.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
15:30 -31 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -28 -/ -
-12 h -27 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^1
9/ 7 0.4 2x10^2
9/ 6 0.8 4x10^2
9/ 5 2.5 2x10^2
9/ 4 12.4 8x10^1
9/ 3 39.8 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 9/ 2 07:38 太陽ではCクラスのフレアが続いています。太陽風は低速です。
2012/ 9/ 3 12:12 太陽風磁場の南向きが長時間続き、磁気圏活動が強まっています。
2012/ 9/ 4 11:22 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁場が強く南を向き、活発なオーロラを起こしています。
2012/ 9/ 5 15:39 太陽風の磁場が南向きに強まり、オーロラの活動が強まりました。太陽風は高速風になっています。
2012/ 9/ 6 15:11 太陽風の速度は下がりましたが、磁場強度は高まっています。M1.6のフレアが発生しました。
最新のニュース

2012/ 9/ 7 15:39 更新
太陽風の磁場の強まりは終わり、平均的な風に戻っています。ペルーの写真をどうぞ。

担当 篠原

太陽風の磁場強度は、10nTから5nTに下がり、
強まりの状態は終わりました。
速度は、400km/秒と平均的な速さで安定しています。

強まっていた間、磁場の南北成分は北寄りの傾向が続き、
磁気圏は穏やかな状態が続きました。

しかし、磁場強度が下がりきったあたりから、
南向きに振れるようになり、
AE指数にも変化が現れ始めています(大きな振れはデータエラーです)。
この後も太陽風磁場が南寄りに推移すると、
中小規模のオーロラ活動が続きそうです。


昨日、M1.6の中規模フレアを起こした1560群は、
その後も、C8.0、C4.7と大きめの小規模フレアを起こしています。
しかし、もうほぼ西の端に達していて、
今後は、中央部の1564群の活動が強まるかどうかでしょう。



今日は、ペルーの写真を掲載します。
こちらへは、九州大学との共同研究として、
九大がペルーに設置している磁力計のメンテナンスと、
今後の新しい観測の打ち合わせのために来ています。

1枚目は、首都のリマに近いアンコンという観測所にある、
磁力計を設置している小屋です。
草木も生えていない荒涼とした大地にぽつんと建っています。
もちろん、写真の後ろには観測所の施設がありますし、
周囲に少し行くと住宅地も広がっているのですが、
それらの影響を受けない様、磁力計は何もない一番端に設置するので、
こんな写真になりました。

2枚目は、電離圏を観測するためにヒカマルカに設置されている、
巨大なレーダーのアンテナ群です。
左右いっぱい(もっと広がっています)、
地平線のあたりまでごちゃごちゃとしていて、
この写真だけでは何が写っているのか分かりませんが、
300m四方にわたって縦横に整然と並べられたアンテナたちです。
ここは50年前に建設されたとても有名なレーダーで、
初めて見に来たのですが、その巨大さに感動しました。

3枚目はペルーに初めて来たときにびっくりして飲んだインカ・コーラです。
こちらではみなさん普通に飲んでいます。
名前の強烈さに最初は驚きますが、特に違和感なく飲めるので、
こちらにいる間しか飲めないと思って愛飲しています(笑)。

明日は、リマから300km離れた別の観測所に行きます。
明日と明後日の更新は、現地のホテルのネット環境次第です。



ペールの首都リマに近いアンコンにある磁力計の観測小屋。
(c) 宇宙天気ニュース


電離圏を観測しているヒカマルカの巨大レーダーを訪問。
(c) 宇宙天気ニュース


ペルーに来ると飲みたくなるインカ・コーラ。
(c) 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。