宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 9/ 4 11:22 更新 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁場が強く南を向き、活発なオーロラを起こしています。 担当 篠原 昨夜のうちに、太陽風の乱れが到来しました。 ACE衛星では、3日20時半(世界時3日11時半)頃、 磁場強度が20nT、速度が430km/秒くらいに高まりました。 CMEの発生が、1日6時(世界時31日21時)だったので、 2日半で地球に到達したことになります。 個人的には思ったより早めの到来でした。 その一方、速度はそれほど高まっていません。 地上で変動が観測されたのは、もう少し後で、 3日21時(世界時3日12時)を少し過ぎた頃です。 日本の柿岡の地磁気観測所のデータを掲載します。 グラフの中央に50nT程の急な増加が観測されています。 強まった太陽風が、 磁気圏を急に圧縮したために発生する変化です。 太陽風磁場の南北成分は、南寄りに大きく振れました。 それまでも−10nT近い振れ方をしていたのですが、 −10から−15nTくらいの強い南向きになりました。 この影響で、AE指数は一時的に1500nTまで振れています。 ただし、その前の時間帯から、 AE指数は中規模の変化が続いていたのて、 この強まりはあまり目立っていません。 南極の昭和基地では、 とても美しいオーロラが観測されています。 動画にできないのが残念ですが、 3枚ほど写真を掲載します。 ぜひ、極地研究所のページで動画をご覧ください。 太陽風磁場の南北成分は、 7時間程で北寄りに変わりました。 その後は、磁気圏の活動もやや小さくなっています。 現在の太陽風は、 速度は400km/秒、磁場強度は10nTです。 今日いっぱいくらいで、 乱れは弱まっていくのではないでしょうか。 太陽は、南東の1564黒点群を中心に、 C1〜4の小規模フレアが10回くらい発生しています。 今後も、MやCクラスのフレアが続きそうです。 羽田から成田へ向かうバスの中で更新しています。 ここで更新するときは、宇宙天気が乱れて、 記事を書くのがたいへんな事が多い気がします。 午後の便で米国へ向かいます。 ペルーは地球の反対側なので、 記事が書けるときは、 とんでもない時間に更新することになりそうです。 (c) 国立極地研究所 南極、昭和基地のオーロラ。世界時3日18時半。 (c) 国立極地研究所 南極、昭和基地のオーロラ。世界時3日19時半。 (c) 国立極地研究所 日本の地上の磁場変化。3日9時(世界時3日0時)から1日間 (c) 柿岡地磁気観測所 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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