宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 9/ 3 12:12 更新 太陽風磁場の南向きが長時間続き、磁気圏活動が強まっています。 担当 篠原 太陽風は、300〜320km/秒と低速の風が続いていますが、 磁場強度が6〜9nTと強まった状態になっています。 特に、磁場の南北成分が南向きに振れ続け、 -5nTから-8nTとまとまった南向きの状態が1日以上続いています。 この影響で、磁気圏の活動が強まっています。 AE指数は、500nTから1000nTの変動が連続して発生しています。 南極の昭和基地では、オーロラの美しい活動が 全天カメラで撮影されています。 世界時2日17〜18時頃の様子を動画で紹介します。 今日のオーロラは10秒間隔で撮影されています(普段は30秒間隔)。 そのため、普段ここで紹介している動画よりも 滑らかにオーロラの動きを見ることができます。 動画を眺めていて、臨場感が普段とは明らかに違います。 京都大学WDCによると、Dst指数は-50nTくらいの減少(発達)になっていて、 小規模の磁気嵐が発生している様です。 太陽風の速度が遅いこともあり、磁気圏擾乱の規模は激しくはありません。 27日周期で以前のデータを振り返ると、 この期間には、太陽風の磁場強度が強まる傾向がある様です。 今回の変化も、その傾向の繰り返しによるものかもしれません。 続いて、明日くらいに、1日に発生したCMEの影響が到来しそうです。 今日と同様に、太陽風の変動によって磁気圏活動が活発になる可能性があります。 太陽は、Cクラスのフレアが数回発生し、 激しくはありませんが、活動的な状態が続いています。 1560黒点群や1564群などは、黒点も大きく、 この後も、CクラスやMクラスのフレアが続きそうです。 太陽放射線は、現在も高まった状態が続いています。 明日から13日まで、観測活動のためペルーに行きます。 首都リマの北にあるアンコン観測所に 新しい観測装置を設置するための準備です。 明後日以降は、記事の更新が難しくなると思います。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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