宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 8/31 10:58 更新 太陽の南西から新しい黒点が現われ、M1.3のフレアが発生しました。 担当 篠原 太陽の南西から、1562、1563黒点群が姿を現しました。 黒点としてはどちらも小さく、 掲載の写真ではかろうじて見つけられる程度です。 GOES衛星のX線写真によると、 これらの黒点群の向こう側にも別の活動領域があるようです。 掲載の可視光写真の東端の白斑のあたりに注目してください。 また、1554、1553、1560群など、 こちら側に見えていた黒点群たちも大きくなっています。 そして、1554群で30日17時半(世界時30日8時半)にC7.6、 1563群で30日21時(世界時30日12時)にM1.3と、 少し大きなフレアも発生するようになっています。 この他、C1〜4のフレアが10回ほど記録されています。 太陽はやや活発化しているようで、 この後もMクラスのフレアが発生する可能性があります。 太陽風は、速度が450km/秒から390km/秒へゆっくりと下がっています。 平均的な状態から、やや低速の風に変わりつつあるようです。 磁場強度も、3nTから2nTに近づき、弱まっています。 磁気圏も静穏で、AE指数は全く変化が見られません。 SDO衛星AIA193では、コロナホールも見られず、 基本的には穏やかな太陽風が続きそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |