宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:56)
今日、C8.4の小規模フレアが発生しました。
また、M1.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 1 09:28 C3.4
04:37 C8.4
01:04 C2.1
8/31 23:06 C2.2
18:04 C1.9
16:12 C2.9
09:22 C2.0
06:28 C3.8
04:43 C2.8
03:59 C2.0
8/30 20:59 M1.3
17:51 C7.6
17:18 C2.3
11:16 C4.0
10:37 C3.4
04:48 C4.0

黒点  9/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1553 9 β C1
1554 9 β C8
1555 4 β ---
1559 1 α ---
1560 15 βγ C3
1561 7 β ---
1562 2 β C8
1563 4 β M1
1564 3 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 305 +0.8
-2 h 308 -1.0
-4 h 301 -2.5
-6 h 301 +0.1
-8 h 307 +1.0
-10 h 323 +1.5
-12 h 312 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 100 -/ -
-2 h 112 -/ -
-4 h 128 -/ -
-6 h 144 -/ -
-8 h 150 -/ -
-10 h 185 -/ -
-12 h 218 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^3
9/ 1 0.7 2x10^3
8/31 0.3 2x10^3
8/30 0.3 2x10^3
8/29 0.4 2x10^3
8/28 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 8/27 09:32 太陽風の速度が再び上昇し、660km/秒の高速風になっています。
2012/ 8/28 09:01 太陽風の速度は下がりつつあります。太陽の活動も穏やかです。
2012/ 8/29 12:58 太陽風は500km/秒の高速風に戻っています。太陽は小さな活動が起きています。
2012/ 8/30 10:59 太陽の東端でCクラスのフレアが発生しました。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2012/ 8/31 10:58 太陽の南西から新しい黒点が現われ、M1.3のフレアが発生しました。
最新のニュース

2012/ 9/ 1 12:56 更新
C8.4の小規模フレアが発生し、激しいCMEを起こしています。動画をご覧ください。

担当 篠原

太陽の黒点が全体的に更に目立ってきました。
南西の1553黒点群、中央の1560群の大きさが増し、
南東には1562群、1563群、そして、端から1564群が姿を現しました。

28日からの4日間の黒点の様子を、早送りの動画でご覧ください。
いくつもの黒点群が連動するように姿を変えて行く様子が印象的です。

そして、南西部の新しい領域の1562群で、
今朝、9月1日5時(世界時8月31日20時)にC8.4の小規模フレアが発生しました。
X線強度の変化としては特に大きくはありませんが、
激しいコロナの噴出を伴っています。

GOES衛星のX線カメラ、SDO衛星AIA304の動画でフレアの様子を紹介します。
AIA304の動画では、この領域に横たわっていたダークフィラメントが、
フレアと供に激しく噴き上がって行く様子が見えています。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、太陽全体を包むように広がって見える、
フル・ハローのCMEになっています。
発生地点は地球からは斜め方向ですが、
この噴出の様子では、太陽風の乱れは地球へも到来するでしょう。
地球まで3日後前後と考えると、9月4日頃と予想されます。

太陽では、この他にも小規模のフレアが活発に発生しています。
中央の1560群、同じく南東の1562群、1564群などで、
C1〜2のフレアが7回発生しています。
今後の活動にも注目してください。


太陽風は、速度が300km/秒にまで下がり、
かなり低速の風になっています。
磁場強度は、3〜4nTと弱めの状態が続いています。

磁気圏も静穏で、AE指数は全く変化がありません。


太陽風は今日のCMEによる擾乱がやって来るまで、
低速の穏やかな状態が続くでしょう。




SDO衛星の可視光写真による、4日間の太陽黒点の変化。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES-15衛星のX線カメラによるC8.4フレアの様子。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA304による、C8.4フレアとコロナガスの噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによるCMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。