宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 8/30 10:59 更新 太陽の東端でCクラスのフレアが発生しました。太陽風、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽の南東(左下)から、新しく活動的な領域が近づいています。 昨夜、29日22時半(世界時29日13時半)にC1.0、 今朝、30日5時(世界時29日20時)にC4.0と、 2つのCクラスフレアが観測されています。 太陽の端で起きているため、 実際の規模はこれよりも大きかった可能性があります。 10日ほど静かになっていた太陽の活動が、 これからある程度活発になったりするでしょうか。 また、ちょうど今、30日10時半(世界時30日1時半)に、 C3のフレアが発生しています。 発生地点はまだ分かりません。 太陽風の速度は、 昨日のニュース以降ゆっくりと低下を続けています。 現在は430km/秒ほどで、平均的な速度にほぼ下がっています。 磁場強度も3nTとやや弱まっています。 SDO衛星AIA193には、特にコロナホールは見られません。 今後、太陽風は穏やかな状態が続くと思われます。 磁気圏も静穏です。 AE指数のグラフは全く変化していません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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