宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 8/29 12:58 更新 太陽風は500km/秒の高速風に戻っています。太陽は小さな活動が起きています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜のうちに430km/秒くらいまで下がりましたが、 今朝、29日6時(世界時28日21時)頃に550km/秒へ再び上昇し、 現在は少し下がったものの、500km/秒と高速の状態になっています。 磁場強度は特に変化なく、4nTと平均的な強さで安定しています。 磁気圏は静穏で、AE指数のグラフはほとんど変化していません。 太陽風の変化は小さく、速度はこの後下がって行きそうです。 太陽のコロナ写真には、コロナホールは見られず、 今後も太陽風は穏やかに推移すると思われます。 GOES衛星のX線グラフを見ると、 太陽ではBクラスの小さな変化が頻繁に起きています。 たとえば、太陽の北東部(左上)、 1555群から1558群あたりをSDO衛星で詳しく見ると、 小さな黒点があちこちに点在し、 AIA171の動画では、これらの領域で起きている 小さな活動の様子を見ることができます。 これらの変動がX線のグラフを変化させているのでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星AIA171による、太陽の北東部の活動の様子。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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