宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 8/17 12:32 更新 CMEの影響が到来して太陽風磁場が南向きになり、磁気圏活動が強まっています。 担当 篠原 太陽では、西にだいぶ傾いた1543黒点群で、 昨夜、16日22時(世界時16日13時)にC3.6の小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA193の動画をご覧ください。 右上の広い範囲でコロナの動きが見えています。 GOES衛星のX線グラフが長時間変化するタイプのフレアで、 SOHO衛星LASCO C2、C3カメラでは、 太陽の北半球側に広く広がるCME(太陽ガスの放出現象)が見えています。 1543群では、3日前、昨日と、3回連続で同じような現象を紹介しています。 昨日に比べると、フレアの規模は大きく、 CMEの噴き出す様子もはっきりと捉えられています。 フレアは西に傾いた地点で発生していますが、 CMEは幅広く広がっていることから、 地球へも影響がやって来る可能性があります。 20日くらいになるでしょうか。 太陽風は、昨夜、16日21時(世界時16日12時)過ぎに、 磁場の南北成分が急に南向きに強まり、 -6nTほどに振れました。 以降、南向きに偏った状態が半日にわたって続いています (途中、途切れた時間帯もありますが)。 14日のニュースでお知らせしたCMEの影響がやって来たのでしょう。 太陽風の速度は500km/秒と高速の状態が続いていて、 3日間で地球に到来するのはちょうどよいタイミングです。 この影響で、AE指数は800〜1000nTに達する活発な活動が 半日にわたって観測されています。 極域ではきれいなオーロラが見えているのではないかと思いますが、 昭和基地のカメラは最新データがありませんでした。 現在の太陽風の磁場強度は、3nTと弱まっています。 磁気圏への影響は、この後は小さくなりそうです。 SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは太陽の中心線を越え、 西側に移動しています。 西側に半分ほど移動した頃が、高速風が地球にやって来る目安です。 太陽風の変化は、明後日、19日頃にやって来そうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる、1543群のC3.6小規模フレア。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによる、太陽の北寄りに噴き出すCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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