宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 8/15 09:25 更新 Cクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速ですが、次第に弱まりそうです。 担当 篠原 太陽では、Cクラスフレアの発生がぽつぽつと続いています。 中央の1543群でC3.5、C1.1、南西寄りの1542群でC1.1、C1.6、 そして、西の端でC1.2と5回発生しています。 その西の端では、プロミネンスがループ状の美しい輝きを見せています。 SDO衛星AIA304の動画をご覧ください。 30時間の変化です。 フレアを起こしている黒点群達が西に進んでいく一方、 東から新しい黒点群は姿を見せず、 太陽の左半分は黒点のない状態になっています。 STEREO Behind衛星で先回りをしても、 東端の向こう側に特に目立つ領域はなさそうで、 今後、太陽は穏やかになるかもしれません。 太陽風は、480km/秒とやや高速の風が安定して続いています。 磁場強度は、5nTから4nTへ下がり気味です。 磁場の南北成分は、南側にも振れるようになっていますが、 AE指数には小さな変化が見られる程度で、 磁気圏は比較的穏やかな様子です。 太陽風の高まりは、今日一杯くらいで、 以後、次第に下がっていくのではないかと思います。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 南半球側の中央からやや東寄りにコロナホールが見えています。 4日後の19日頃に高速の太陽風が始まるかもしれません。 また、明後日、17日頃にCMEの弱い影響がやって来る可能性があります。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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