宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 8/13 12:28 更新 太陽は穏やかです。太陽風は磁場強度が少し上がっています。 担当 篠原 昨日から今日にかけて(世界時の8月12日)、Cクラス以上のフレアは発生しておらず、 太陽は穏やかになっています。 C以上のフレアが起きなかった日は、7月25日以来です。 太陽の黒点は、中央の1543黒点群が大きい程度で、その他は小さな黒点ばかりです。 その1543群の様子を、動画で紹介します。 拡大してみると、小さな変化はあちこちで起きています。 太陽のフレアは、このまま静かになるのか、ひと休みして活動を再開するのか、 磁場構造から見ると、1542群と1543群により可能性がありそうです。 太陽風は、昨日のニュースの後に速度が370km/秒ほどに上がり、 以降、そのままやや低速の状態が続いています。 一方、磁場強度は昨夜から高まって、10nTに強まっています。 前後の太陽風のデータを見ると、この辺りが本当のセクター境界だった様です。 それで、磁場の強まりなどが発生しているのでしょう。 地球の磁気圏への影響度を決める、太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まってから、ほとんど北向きに振れています。 このため、磁気圏への影響は小さく、AE指数は目立った変化は発生していません。 この後も、磁場の北向きが続くようなら、地球への影響は小さいでしょう。 南向きに反転すると、オーロラの活動が活発化します。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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