宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
昨日、C8.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/10 --- ---
8/ 9 20:12 C8.5
14:28 C3.2
09:07 C2.7
01:08 C1.9
8/ 8 20:17 C4.9
12:52 C1.7
08:39 C2.1
03:38 C3.1

黒点  8/10 (NOAA)
磁場 フレア
1535 1 α ---
1537 1 α ---
1538 5 β C3
1539 1 α ---
1540 6 β C2
1542 14 β C8
1543 6 βγ ---
1544 10 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 320 +1.3
-2 h 323 +1.5
-4 h 327 +2.3
-6 h 326 +0.9
-8 h 326 +2.7
-10 h 326 +2.4
-12 h 329 -1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -10 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
8/10 0.3 3x10^2
8/ 9 0.3 2x10^2
8/ 8 0.3 6x10^2
8/ 7 0.3 4x10^2
8/ 6 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 8/ 5 11:54 C3.5の小規模フレアが発生し、CMEも飛び出しています。太陽風は低速です。
2012/ 8/ 6 13:18 太陽の東端でC9のフレアが発生しました。太陽風は330km/秒と低速です。
2012/ 8/ 7 13:04 Mクラスのフレアを起こした黒点群が東から上がってきました。
2012/ 8/ 8 14:46 太陽風に弱い変化が到来して、オーロラの活動が強まりました。
2012/ 8/ 9 09:15 太陽ではCクラスフレアの発生が続いています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2012/ 8/10 12:41 更新
C8.4など、Cクラスのフレアが続いています。太陽風はだいぶ遅くなっています。

担当 篠原

昨夜、9日20時半(世界時9日11時半)に、
1542黒点群でC8.4の小規模フレアが発生しました。
この他にも、C1〜3のフレアが8回ほどあちこちで起きていて、
昨日と同じ程度の活動度です。


太陽風は、更に速度が下がって、
320km/秒とだいぶ遅くなっています。
磁場強度も、4nTとやや弱めになっています。

磁気圏のオーロラ活動は、
掲載のAE指数では、前半は弱い活動が見られ、後半は静かになっています。
これは、太陽風磁場の南北成分が、
ACEの図の前半では、 -3〜4nTの南向きになっていたのに対して、
後半では、北向きに切り替わっている影響です。

世界時9日3時頃のオーロラ活動の様子を、昭和基地の全天カメラで紹介します。
現地は朝を迎える頃です。
空が次第に青くなって行く中、オーロラの光の帯が強まって行きます。


太陽風は、この後も穏やかな状態が続きそうです。
明日くらいに、太陽風磁場のセクター境界がやって来て、
それに合わせて、太陽風の様子が多少変化するかもしれません。

27日前はXフレアに関係する太陽風の大きな乱れが到来していました。
このため、27日周期の図の前周期の太陽風の速度や磁場の強まりは参考になりません。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、朝を迎える頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。