宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 8/ 5 11:54 更新 C3.5の小規模フレアが発生し、CMEも飛び出しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の南東(左下)、1539黒点群でC3.5の小規模フレアが発生しました。 昨夜、4日20時(世界時4日11時)です。 X線のグラフを見ると、6時間以上にわたって変化が続いています。 この様子をGOES衛星やSDO衛星の写真で見ると、 1539黒点群の見える場所だけでなく、 その左右に大きく広がってフレアの変動が発生しています。 SDO衛星AIA304の動画は、実際の規模を考えるととても壮大です。 このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星LASCOカメラの観測によると、 太陽から左下に向かって白いガスが噴き出しています。 地球からは斜め方向に噴き出していますが、 弱い影響が明後日くらいにやって来るかもしれません。 太陽では、この他にも1535群で C1〜2の小さなCクラスフレアが3回発生しています。 活動はこの後も見られそうです。 太陽風は、速度がゆっくりと下がって、 350km/秒と低速風に変わっています。 磁場強度も、3〜4nTと弱めの状態です。 太陽風は穏やかな風が続いています。 磁気圏も基本的には静かですが、 太陽風磁場の南向きに対応して、オーロラ活動の強まりが2回ほど、 AE指数で観測されています。 上記のCMEの影響を除くと、太陽風はこの後も穏やかな風が続くでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真には、コロナホールは見えません。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北東端で発生したC3.5フレアの様子。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによる、太陽から南東寄りに噴き出して行くCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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