宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 7/31 11:22 更新 太陽風の磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まりました。太陽ではM1のフレアが発生しています。 担当 篠原 昨日のニュース以降も、太陽風の磁場はやや強まった状態が続きました。 現在まで、7〜9nTの間でゆっくりと変化しています。 磁場の南北成分を見ると、南向きに大きく振れて、 -7nTと強い南向きの状態が半日ほど発生しています。 太陽風の速度は、400km/秒から450km/秒に少し高まって、 再び400km/秒へ下がる変化をしています。 磁場が大きく南を向いた影響で、磁気圏の活動が強まり、 AE指数は1000nTを超える大きな変化をしました。 現在は、太陽風の磁場は、南向きから北向きに変わり、 磁気圏の変動も小さくなっています。 磁場の変化は一段落ついた様子ですが、 太陽風の磁場強度は、まだ少し強まった状態が続いているので、 再び南向きに振れると、磁気圏の活動も再び強まるでしょう。 29日のM6フレアによるCMEの影響が、 今夜から明日にかけてやって来る可能性があります。 Spaceweather.comの記事に動画が掲載されていますが、 日本時間で8月1日0時±7時間に到来という分析が、 Goddard Space Weather Labから発表されているそうです。 どうなるでしょうか。 やって来た場合も、太陽風の変化は小規模に留まるでしょう。 太陽では、昨夜、30日23時(世界時30日14時)に、南東の1532群でC8.8、 続いて、31日0時半(世界時30日15時半)に、となりの1536群でM1.1、 そして今朝、31日9時(世界時31日0時)に、南東の端でC6.3、 などのフレアと、この他にC1〜4のフレアが10回近く発生しています。 比較的小規模の現象ばかりですが、太陽のあちこちでにぎやかに発生しています。 東の端でも発生しているということは、 今後、こちら側に回ってくることになるので、 太陽の活動的な状態はしばらく続きそうです。 台風が接近しているためか、鹿児島では地上の風が強まっています。 予報によると、明日の夕方にすぐ近くを通過する様です。 ちょうどその時間帯に東京に飛ぶ予定なのですが・・・ (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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