宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:22)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
また、M6.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/31 10:39 C1.8
08:48 C6.3
08:09 C1.8
00:28 M1.1
7/30 22:53 C8.8
19:17 C2.3
17:21 C2.1
15:01 C4.0
13:20 C2.4
06:44 C1.9
7/29 23:55 C2.2
20:55 C3.1
15:15 M2.3
12:11 C2.3
05:31 M6.1

黒点  7/31 (NOAA)
磁場 フレア
1528 2 β C2
1529 2 α ---
1530 1 α ---
1532 14 β M6
1533 3 β ---
1535 7 β ---
1536 7 β M1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:17 408 +3.5
-2 h 419 +1.1
-4 h 451 +2.1
-6 h 450 +1.9
-8 h 438 -4.1
-10 h 432 -6.2
-12 h 445 -4.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -33 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -40 -/ -
-6 h -46 -/ -
-8 h -51 -/ -
-10 h -46 -/ -
-12 h -42 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 6x10^2
7/31 1.1 1x10^3
7/30 2.1 4x10^2
7/29 2.8 4x10^3
7/28 3.3 4x10^3
7/27 4.3 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 7/26 13:08 太陽風は400km/秒に速度が下がり、磁気圏も静穏です。
2012/ 7/27 12:42 太陽でC1の小さなフレアが発生しています。太陽風は低速ですが、高速風が近づいているかもしれません。
2012/ 7/28 11:05 太陽風の磁場が強まっています。高速風が近付いている可能性があります。
2012/ 7/29 12:07 今朝、M6.1の中規模フレアが発生しました。太陽風の磁場の強まりは終わりました。
2012/ 7/30 12:42 M2.3の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度で安定しています。
最新のニュース

2012/ 7/31 11:22 更新
太陽風の磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まりました。太陽ではM1のフレアが発生しています。

担当 篠原

昨日のニュース以降も、太陽風の磁場はやや強まった状態が続きました。
現在まで、7〜9nTの間でゆっくりと変化しています。
磁場の南北成分を見ると、南向きに大きく振れて、
-7nTと強い南向きの状態が半日ほど発生しています。

太陽風の速度は、400km/秒から450km/秒に少し高まって、
再び400km/秒へ下がる変化をしています。


磁場が大きく南を向いた影響で、磁気圏の活動が強まり、
AE指数は1000nTを超える大きな変化をしました。

現在は、太陽風の磁場は、南向きから北向きに変わり、
磁気圏の変動も小さくなっています。

磁場の変化は一段落ついた様子ですが、
太陽風の磁場強度は、まだ少し強まった状態が続いているので、
再び南向きに振れると、磁気圏の活動も再び強まるでしょう。


29日のM6フレアによるCMEの影響が、
今夜から明日にかけてやって来る可能性があります。
Spaceweather.comの記事に動画が掲載されていますが、
日本時間で8月1日0時±7時間に到来という分析が、
Goddard Space Weather Labから発表されているそうです。
どうなるでしょうか。
やって来た場合も、太陽風の変化は小規模に留まるでしょう。


太陽では、昨夜、30日23時(世界時30日14時)に、南東の1532群でC8.8、
続いて、31日0時半(世界時30日15時半)に、となりの1536群でM1.1、
そして今朝、31日9時(世界時31日0時)に、南東の端でC6.3、
などのフレアと、この他にC1〜4のフレアが10回近く発生しています。

比較的小規模の現象ばかりですが、太陽のあちこちでにぎやかに発生しています。
東の端でも発生しているということは、
今後、こちら側に回ってくることになるので、
太陽の活動的な状態はしばらく続きそうです。



台風が接近しているためか、鹿児島では地上の風が強まっています。
予報によると、明日の夕方にすぐ近くを通過する様です。
ちょうどその時間帯に東京に飛ぶ予定なのですが・・・



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。