宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 8/ 3 08:03 更新 太陽は穏やかです。太陽風にCMEの弱い影響が到来しています。 担当 篠原 太陽のフレア活動は、一段と弱まっています。 昨日は、C1.5の小さなCクラスフレアが2回発生しただけです。 しかも、そのひとつは西の端の向こう側の現象で(実際の規模はより大きかったのでしょう)、 地球に向いた側では、1532群で発生した1回だけでした。 GOES衛星のX線グラフを見ると、小さな変動が少なくなり、 全体的な強度も下がっています。 黒点群は多いので、また活発化するかもしれませんが、 現状では静かな太陽になっています。 太陽風は、昨夕、2日18時(世界時2日10時)に、磁場の強まりが到来しました。 それまでの5nTから、10〜15nTに強まり、 南北磁場も+10nTから -10nTの範囲で大きく変化しています。 速度の変化は小さく、400km/秒から450km/秒に上がった程度です。 NOAA/SWPCの報告では、 7月29日に発生したCMEの影響がやって来たのではないかと考えています。 5日近くかけて地球までやって来たことになり、 時間がかかっているだけに、変動もあまり強くなかったのでしょう。 この太陽風の変動の影響で、 磁気圏のオーロラ活動もある程度強められています。 AE指数のグラフでは、図の後半から500〜800nTの中規模の変化が発生しています。 しかし、変化としてはそれほど大きなものではありません。 変動が到来して半日ほど経過しましたが、 太陽風の速度は480km/秒と少し高まっていますが、 磁場強度は5nTと平均的な強さに戻っています。 太陽風の強まりはもうしばらくすると終わって、 穏やかな状態に戻るでしょう。 今朝は茨城から更新しています。 昨日は地磁気観測所にお邪魔して、 地球の主磁場の成分を測定する、 地磁気絶対観測の方法を勉強してきました。 猛暑の中、観測所の方々にたいへん親切に教えていただきました。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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