宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:42)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
また、M6.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/30 06:44 C1.9
7/29 23:55 C2.2
20:55 C3.1
15:15 M2.3
12:11 C2.3
05:31 M6.1
7/28 16:19 C1.7
05:15 C2.0
01:41 M2.8

黒点  7/30 (NOAA)
磁場 フレア
1528 2 α C2
1529 1 α ---
1530 3 β C2
1532 20 β M6
1533 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 396 +1.5
-2 h 406 -1.0
-4 h 387 +2.4
-6 h 370 +4.9
-8 h 365 +4.7
-10 h 389 +4.6
-12 h 413 +7.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -28 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.0 8x10^1
7/30 2.1 2x10^2
7/29 2.8 4x10^3
7/28 3.3 4x10^3
7/27 4.3 4x10^3
7/26 9.2 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 7/25 11:21 太陽風は500km/秒台の高速風です。太陽はCクラスのフレアを起こしています。
2012/ 7/26 13:08 太陽風は400km/秒に速度が下がり、磁気圏も静穏です。
2012/ 7/27 12:42 太陽でC1の小さなフレアが発生しています。太陽風は低速ですが、高速風が近づいているかもしれません。
2012/ 7/28 11:05 太陽風の磁場が強まっています。高速風が近付いている可能性があります。
2012/ 7/29 12:07 今朝、M6.1の中規模フレアが発生しました。太陽風の磁場の強まりは終わりました。
最新のニュース

2012/ 7/30 12:42 更新
M2.3の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度で安定しています。

担当 篠原

昨日のニュースで紹介したM6.1フレアに続いて発生した
太陽の南東端と中央部で見られたプロミネンスの変化が見事だったので、
少し拡大した動画で紹介します。
太陽の南東部に広がる、スケールの大きな活動でした。

できれば、更に大きな写真で紹介したいのですが、
両方の変化をと欲張ると、このくらいになってしまいました。

また、M6.1フレアとフィラメントの噴出によるCMEの様子を、
STEREO Ahead衛星のCOR2で紹介します。
2つのCMEが重なるように噴き出して見えます。

発生位置が少し違うので、最初のCMEは地球からは斜め下方向、
2つめのCMEはほぼ真横に向かっていると思われます。
従って、最初のCMEの影響は、明後日くらいに多少地球にやって来るかもしれません。

太陽では、昨日の午後、29日15時(世界時29日6時)に、
同じ1532黒点群でM2.3の中規模フレアが発生しています。
その前後にもC1〜2の小さなフレアが数回起きていて、
やや活動的な状態を保っています。


太陽は、380〜420km/秒と速度は平均的な状態です。
磁場強度は8nTくらいに少し強まっていましたが、現在は6nTに下がっています。

磁場は比較的北寄りに推移していて、
磁気圏も概ね静穏です。

結局、前周期の6月30日以降に見られた高速風(27日周期の図を参照)
に対応する太陽風の変化は回帰しませんでした。
セクターのグラフだけは、前周期と同様に「A」から「T」に切り替わっています。

この後も、太陽風は穏やかな状態が続きそうです。



SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の南東部と中央部のプロミネンスの変化。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2カメラによる、M6フレアとフィラメント噴出によるCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。