宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 7/30 12:42 更新 M2.3の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度で安定しています。 担当 篠原 昨日のニュースで紹介したM6.1フレアに続いて発生した 太陽の南東端と中央部で見られたプロミネンスの変化が見事だったので、 少し拡大した動画で紹介します。 太陽の南東部に広がる、スケールの大きな活動でした。 できれば、更に大きな写真で紹介したいのですが、 両方の変化をと欲張ると、このくらいになってしまいました。 また、M6.1フレアとフィラメントの噴出によるCMEの様子を、 STEREO Ahead衛星のCOR2で紹介します。 2つのCMEが重なるように噴き出して見えます。 発生位置が少し違うので、最初のCMEは地球からは斜め下方向、 2つめのCMEはほぼ真横に向かっていると思われます。 従って、最初のCMEの影響は、明後日くらいに多少地球にやって来るかもしれません。 太陽では、昨日の午後、29日15時(世界時29日6時)に、 同じ1532黒点群でM2.3の中規模フレアが発生しています。 その前後にもC1〜2の小さなフレアが数回起きていて、 やや活動的な状態を保っています。 太陽は、380〜420km/秒と速度は平均的な状態です。 磁場強度は8nTくらいに少し強まっていましたが、現在は6nTに下がっています。 磁場は比較的北寄りに推移していて、 磁気圏も概ね静穏です。 結局、前周期の6月30日以降に見られた高速風(27日周期の図を参照) に対応する太陽風の変化は回帰しませんでした。 セクターのグラフだけは、前周期と同様に「A」から「T」に切り替わっています。 この後も、太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星COR2カメラによる、M6フレアとフィラメント噴出によるCME。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |