宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 7/27 12:42 更新 太陽でC1の小さなフレアが発生しています。太陽風は低速ですが、高速風が近づいているかもしれません。 担当 篠原 太陽は、南東(左下)の1532黒点群でC1.3の小規模フレアが発生し、 北西(右上)の1531黒点群でもC1のフレアが2回発生しています。 また、北東(左上)の1528群の周辺でも小さな活動が見られています。 規模の小さな現象ばかりですが、 GOES衛星の動画はなかなかにぎやかです。 また、北東(左上)の端から大規模なフィラメントの噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304による動画をご覧ください。 この噴出によって、SOHO衛星LASCO C2では、 北東に噴き出すCME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。 写っているのは途中までですが、見事な形をしたガスの塊が噴き出しています。 地球からは横方向ですので、影響はありません。 太陽はこの後も小規模の活動が見られそうです。 太陽風は、昨日の夕方に400km/秒から340km/秒へ速度が下がり、 現在まで低速風が続いています。 磁場強度も、5nTと平均的な強さです。 磁場の南北成分は北向きになっていて、磁気圏は静かです。 AE指数のグラフはほとんど変化していません。 SDO衛星AIA193では、 太陽中心のコロナホールが少し西に移動して見えています。 この位置だと、地球へ影響が始まるのは明日くらいになりそうです。 一方、27日周期の図で前周期の変化と比較すると、 今日にも高速風が始まるかもしれません。 これから明日にかけて、太陽風の様子に注目してください。 SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北東部で発生したフィラメントの噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C2カメラによる、フィラメント噴出によって発生したCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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