宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:42)
今日、C1.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/27 11:24 C1.7
7/26 --- ---
7/25 03:43 C4.2

黒点  7/27 (NOAA)
磁場 フレア
1526 3 β ---
1528 3 β ---
1529 2 α ---
1530 3 β C4
1531 3 β ---
1532 3 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 347 +3.8
-2 h 336 +3.5
-4 h 341 +3.3
-6 h 347 +4.0
-8 h 345 +3.8
-10 h 351 +3.5
-12 h 363 +2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.8 3x10^3
7/27 4.3 4x10^3
7/26 9.2 5x10^3
7/25 10.6 5x10^3
7/24 12.8 6x10^3
7/23 10.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 7/22 13:54 太陽は穏やかです。太陽風は高速になっています。STEREO衛星から見た先週のCMEの動画をどうぞ。
2012/ 7/23 12:05 太陽風は平均的な速度に戻りつつあります。太陽は静かです。
2012/ 7/24 11:58 太陽の裏側で1520黒点群が大きなフレアとCMEを起こしてます。太陽風はやや高速です。
2012/ 7/25 11:21 太陽風は500km/秒台の高速風です。太陽はCクラスのフレアを起こしています。
2012/ 7/26 13:08 太陽風は400km/秒に速度が下がり、磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2012/ 7/27 12:42 更新
太陽でC1の小さなフレアが発生しています。太陽風は低速ですが、高速風が近づいているかもしれません。

担当 篠原

太陽は、南東(左下)の1532黒点群でC1.3の小規模フレアが発生し、
北西(右上)の1531黒点群でもC1のフレアが2回発生しています。
また、北東(左上)の1528群の周辺でも小さな活動が見られています。
規模の小さな現象ばかりですが、
GOES衛星の動画はなかなかにぎやかです。

また、北東(左上)の端から大規模なフィラメントの噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304による動画をご覧ください。
この噴出によって、SOHO衛星LASCO C2では、
北東に噴き出すCME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。
写っているのは途中までですが、見事な形をしたガスの塊が噴き出しています。
地球からは横方向ですので、影響はありません。

太陽はこの後も小規模の活動が見られそうです。


太陽風は、昨日の夕方に400km/秒から340km/秒へ速度が下がり、
現在まで低速風が続いています。
磁場強度も、5nTと平均的な強さです。

磁場の南北成分は北向きになっていて、磁気圏は静かです。
AE指数のグラフはほとんど変化していません。

SDO衛星AIA193では、
太陽中心のコロナホールが少し西に移動して見えています。
この位置だと、地球へ影響が始まるのは明日くらいになりそうです。
一方、27日周期の図で前周期の変化と比較すると、
今日にも高速風が始まるかもしれません。

これから明日にかけて、太陽風の様子に注目してください。




SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北東部で発生したフィラメントの噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C2カメラによる、フィラメント噴出によって発生したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。