宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:26)
今日、M2.9の中規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐が発達しています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 2 09:26 M1.1
04:11 M2.9
03:07 C2.7
7/ 1 23:51 C8.2
15:56 C5.4
03:24 M1.6
6/30 21:48 M1.0
19:47 C2.7
18:42 C1.6
17:22 C4.4
08:30 C1.8

黒点  7/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1512 5 β C1
1513 11 βγ M3
1514 7 β C4
1515 28 βγ C8
1516 8 β ---
1517 18 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 658 +2.0
-2 h 647 +3.2
-4 h 631 -0.6
-6 h 644 +1.6
-8 h 641 -2.4
-10 h 658 +1.6
-12 h 636 +1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -110 -/ -
-2 h -78 -/ -
-4 h -83 -/ -
-6 h -93 -/ -
-8 h -96 -/ -
-10 h -119 -/ -
-12 h -97 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^3
7/ 2 0.5 1x10^4
7/ 1 0.3 2x10^3
6/30 0.4 1x10^3
6/29 0.4 8x10^2
6/28 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/27 11:19 太陽に黒点が増えてきました。C1の小さなフレアも発生しています。太陽風は低速気味です。
2012/ 6/28 09:14 Cクラスのフレアが増えています。太陽風は500km/秒と高速になっています。
2012/ 6/29 11:54 M2.4の中規模フレアが発生しました。コロナホールが太陽の中心に達し、高速風が近づいています。
2012/ 6/30 11:24 太陽でM2.2の中規模フレアが発生しました。太陽風の変化も近づいている様です。
2012/ 7/ 1 11:24 Mクラスのフレアが2回発生しています。650km/秒の高速太陽風がやって来ました。
最新のニュース

2012/ 7/ 2 11:26 更新
Mクラスのフレアが発生して、太陽の活動は続いています。太陽風も650km/秒と高速です。

担当 篠原

太陽のフレア活動が続いています。
1日16時(世界時1日7時)に、1513群でC5.4、
2日0時半(世界時1日15時半)に、1515群でC8.2、
2日4時(世界時1日19時)に、1513群でM2.8、
そして先ほど、2日9時半(世界時2日0時半)に、1513群でM1.1
など大きめのフレアが次々に発生しています。

GOES衛星のX線カメラによるこの1日間の活動の様子をご覧ください。
北半球の1513群だけでなく、
南半球の1515群付近も活発に輝いています。

可視光写真は2日ぶりですが、
南半球の1515黒点群の大きさが目立っています。

黒点群の活動度の高い状態は続いているようです。
更に大きな活動を起こすことがあるかもしれません。


太陽風は、650km/秒前後の高い速度(ACEの図の黄色線)の風が続いています。
磁場強度(白線)は5nTと平均的な強度に下がり、高速風領域としては中盤に入った印象です。

磁場の南北成分(赤線)は、やや北寄り(プラス方向)に向いている様ですが、
南向き(マイナス方向)にも頻繁に振れていて、
その影響で中規模のオーロラ活動が活発に発生しているようです。
AE指数のグラフを見ると、500nTから1000nTに達する変動が1日中観測されています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
今回の高速太陽風をもたらしたコロナホールは、
濃い部分が太陽の中心線を越え、西半球側に入っています。
すると、高速風の影響も3〜4日程度と見積もられます。

27日周期の図を見ると、前回の高速風は6月8〜9日に終わっていて、
これは7月5〜6日に相当します。


今回の高速風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
青線のGOES-15は10,000に達しています。

高速風が続いていることから、明日は更に高まる可能性があります。



[お詫び]
学校内部のメールシステムが停止したため、土曜日以降通知メールを配信できず、
しかも、今朝、システムが回復するとともに、
溜まっていたメールが一斉に届けられてしまいました。
たいへん申し訳ありません。
現在は正常に動いている様です。




GOES-15衛星のX線カメラによる、活発に活動する太陽の様子。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。