宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:54)
今日、M2.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/29 10:18 C6.7
09:21 C1.4
06:42 C3.4
04:27 C2.8
01:03 M2.4
6/28 13:33 C4.2
11:09 C2.6
6/27 21:33 C3.4
19:49 C1.6
16:40 C3.2
14:18 C3.4

黒点  6/29 (NOAA)
磁場 フレア
1512 17 βγ C4
1513 5 βγ M2
1514 5 β ---
1515 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 417 -0.3
-2 h 424 +0.8
-4 h 422 +1.6
-6 h 410 +1.9
-8 h 400 +0.4
-10 h 412 +2.7
-12 h 413 +2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -13 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
6/29 0.4 8x10^2
6/28 0.5 1x10^3
6/27 0.4 1x10^3
6/26 0.3 1x10^3
6/25 0.4 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/24 13:45 太陽は無黒点寸前です。向こう側でCMEが噴出しています。太陽風は低速になりました。
2012/ 6/25 09:18 太陽に新しい黒点群が出現しています。太陽風は低速ですが、磁場強度が強まっています。
2012/ 6/26 12:32 1512黒点群が少し大きくなり、Cクラスのフレアを起こしています。太陽風の速度はやや高速です。
2012/ 6/27 11:19 太陽に黒点が増えてきました。C1の小さなフレアも発生しています。太陽風は低速気味です。
2012/ 6/28 09:14 Cクラスのフレアが増えています。太陽風は500km/秒と高速になっています。
最新のニュース

2012/ 6/29 11:54 更新
M2.4の中規模フレアが発生しました。コロナホールが太陽の中心に達し、高速風が近づいています。

担当 篠原

1513黒点群の活動が活発化し、
昨夜、29日1時(世界時28日16時)にM2.4の中規模フレアを起こしました。
1513群や1512群はこの他にも、
C2.6、C4.2、C2.8、C3.4、C1.4、C6.7と、
次々に小規模フレアを起こしています。

活動的な太陽の様子を、GOES衛星のX線動画でご覧ください。
左上の1513黒点群が、ちかちかとまたたくように輝いています。

引き続き、小中規模の活発なフレアの発生がみられそうです。
注目してください。


太陽風は、昨日500km/秒に上がっていましたが、
その頃が最高速度の短期間の高まりでした。
以降はゆっくりと下がって、現在は420km/秒と平均的な速度に戻っています。

磁場強度も5nT前後と穏やかです。
南北にはよく振れていて、
小さなオーロラ活動を時々起こしています。
AE指数には、200〜300nTの小さな変動が何度も記録されています。


SDO衛星AIA193では、コロナホールが太陽の中心線に届いています。
中心付近から吹き出した高速の太陽風は、地球に向かってまっすぐ流れてきます。
これから3日後の7月2日前後から、太陽風の速度が高まりそうです。
前周期の6月5日頃は、700k/秒に達する高速風が来ました。
今回も同程度の高い速度になりそうです。



GOES-15衛星のX線カメラによる、活発に活動する1513黒点群。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。