宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 6/28 09:14 更新 Cクラスのフレアが増えています。太陽風は500km/秒と高速になっています。 担当 篠原 太陽の北西の端で、大きなプロミネンスの噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304の写真で紹介します。 噴き出す前後に、ら旋状に磁力線の筋がねじれて見える様子が見事です。 このプラズマのかたまりは、CMEとして太陽を飛び出していますが、 横方向なので、地球への影響はありません。 昨日より、1512黒点群と1513黒点群が、 C3.4、C3.2、C1.6、C3.4と、Cクラスの小規模フレアを頻繁に起こしています。 GOES衛星のX線動画を見ていても、1513黒点群付近は特に活発に活動しています。 今後、もう一段大きな規模のフレアが発生する可能性があります。 引き続き注目してください。 太陽風は、昨日のニュース以降、速度が上がり続け、 現在、500km/秒と高速風に変わっています。 磁場強度は、5〜6nTと特に変わりはありません。 まだ、コロナホールの影響には早いので、 一時的な変化ではないかと思います。 これ以上速度が大きく上がることはなく、一旦落ち着くのではないでしょうか。 SDO衛星AIA103では、コロナホールの先頭は、太陽の中心線に達しつつあります。 4日後くらいに、影響が始まりそうです。 SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北西端で発生したプロミネンスの噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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