宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:14)
昨日、C3.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/28 --- ---
6/27 21:33 C3.4
19:49 C1.6
16:40 C3.2
14:18 C3.4
6/26 21:40 C1.3

黒点  6/27 (NOAA)
磁場 フレア
1512 7 β C3
1513 1 α C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:59 499 +2.8
-2 h 487 +2.3
-4 h 470 +3.2
-6 h 457 +3.5
-8 h 449 +4.2
-10 h 410 -3.6
-12 h 398 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -6 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^2
6/28 0.3 1x10^3
6/27 0.4 1x10^3
6/26 0.3 1x10^3
6/25 0.4 8x10^3
6/24 0.4 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/23 13:21 太陽には小さな黒点が見えるだけです。太陽風は穏やかで、磁気圏も静かです。
2012/ 6/24 13:45 太陽は無黒点寸前です。向こう側でCMEが噴出しています。太陽風は低速になりました。
2012/ 6/25 09:18 太陽に新しい黒点群が出現しています。太陽風は低速ですが、磁場強度が強まっています。
2012/ 6/26 12:32 1512黒点群が少し大きくなり、Cクラスのフレアを起こしています。太陽風の速度はやや高速です。
2012/ 6/27 11:19 太陽に黒点が増えてきました。C1の小さなフレアも発生しています。太陽風は低速気味です。
最新のニュース

2012/ 6/28 09:14 更新
Cクラスのフレアが増えています。太陽風は500km/秒と高速になっています。

担当 篠原

太陽の北西の端で、大きなプロミネンスの噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304の写真で紹介します。
噴き出す前後に、ら旋状に磁力線の筋がねじれて見える様子が見事です。
このプラズマのかたまりは、CMEとして太陽を飛び出していますが、
横方向なので、地球への影響はありません。

昨日より、1512黒点群と1513黒点群が、
C3.4、C3.2、C1.6、C3.4と、Cクラスの小規模フレアを頻繁に起こしています。
GOES衛星のX線動画を見ていても、1513黒点群付近は特に活発に活動しています。
今後、もう一段大きな規模のフレアが発生する可能性があります。
引き続き注目してください。


太陽風は、昨日のニュース以降、速度が上がり続け、
現在、500km/秒と高速風に変わっています。
磁場強度は、5〜6nTと特に変わりはありません。

まだ、コロナホールの影響には早いので、
一時的な変化ではないかと思います。

これ以上速度が大きく上がることはなく、一旦落ち着くのではないでしょうか。
SDO衛星AIA103では、コロナホールの先頭は、太陽の中心線に達しつつあります。
4日後くらいに、影響が始まりそうです。




SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北西端で発生したプロミネンスの噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。