宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 6/30 11:24 更新 太陽でM2.2の中規模フレアが発生しました。太陽風の変化も近づいている様です。 担当 篠原 太陽ではフレアの発生が続いています。 昨日のニュースの後も、1513黒点群と1515黒点群で、 C4.6、C1.3、C6.2、C2.9とCクラスのフレアが続き、 夕方、29日18時(世界時29日9時)に、1513群でM2.2の中規模フレアが発生しました。 その後は、フレアの発生は落ち着いた様子ですが、 黒点群の見え方に大きな変化はなく、 一休みしたあとに再び活動が活発化して、 大きいCクラスやMクラスのフレアを発生させる可能性があります。 また、SOHO衛星LASCO C3のコロナグラフによると、 一連の活動に関係して、淡いCME(太陽ガスの放出現象)が次々と吹き出しています。 その様子を動画でご覧下さい。 太陽風は、速度は400km/秒と平均的な速さで安定しています。 磁場強度も、昨日いっぱいは5nTと平均的な値で安定していたのですが、 今日の早朝に太陽風磁場のセクター境界(太陽風磁場の大まかな方向の切り替わり)が 到来して(ACEのグラフの水色の線が、後半で急に変化している部分)、 以降、10nTを越えるくらいに磁場強度が高まっています。 27日周期の図を見ると、前周期は6月3日にセクターの切り替わりが発生し、 それに続いて高速太陽風がやって来ました。 現在の磁場強度の高まりが、 このまま太陽風速度の上昇につながるのかどうか注目して下さい。 今回は、セクター境界の到来が半日ほど早まっています。 一方、SDO衛星AIA193で見えるコロナホールは、 地球にすぐ影響が及び始めるほどの位置には進んでいない様です (位置としては、もう1〜2日くらい先に見えます)。 高速太陽風はいつから始まるでしょうか。 AE指数の変化は、ここまでは穏やかでしたが、 磁場強度が強まったことで、太陽風磁場が大きく南向きに振れたりしている様です。 この後、ある程度活発なオーロラ活動が見られるかもしれません。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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